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オキシトシンの有用性

2020.07.25(土)

犬のお産で特に初産で陣痛前に帝王切開を行った場合などでは産後に母犬が自分の子犬を認識できずに、咬んで死なせてしまう場合があります。
その他母乳を与えようとしなかったり子犬の排泄を促すために通常の母犬だと子犬を舐めるのですがそれを行わなかったり子犬に近づかない母犬もおり、いわば育児放棄に近い状態になる母犬も少なくありません。子犬は自身で体温の保持が難しく出来るだけ母犬に抱かれていると体温変化が少なく死亡するリスクが減少します。
育児を経験することや自然分娩することでこれらのリスクを減らすことが出来ますが初産では特に注意が必要になります。
動物に対するオキシトシンの効果効能は陣痛微弱とだけ記載されており通常は出産前に陣痛促進剤として利用されることが多いのが現状ですが、前述した行動を抑制する意味では産前ではなく産後に投与する方法を推奨したいと思います。
オキシトシンには子宮筋収縮作用や射乳を促進させる効果があります。人間では幸せホルモンと呼ばれ出産後の母体から高濃度のオキシトシンが産出されることが分かっています。
犬のお産後にもオキシトシンレベルは上昇しますが咬傷事故が最も多いのは産後すぐが最多となっておりそのような行動の前兆が見られた場合はすぐにオキシトシンの投与によって体内のオキシトシンレベルを上げ注意深く母犬が子犬に対する様子を観察する必要があります。
母犬の子犬に対する心の変化にも影響を及ぼしますので特に育児放棄や新生児への咬傷事故を予防する意味でも初産と帝王切開時には積極的に投与すべきであると考えます。
せっかく子犬が生まれてもお母さんに咬まれて死んじゃったというのが一番かわいそうですからね。繁殖に携わる方は気に留めておいてください。

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