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知っておきたい!パグが暑さに弱い理由と対策

2020.09.22(火)

パグとの暮らしで一番注意しなければいけない大切なポイントは「暑さ対策」です。パグのように鼻が短い犬は他犬に比べ各段に暑さが苦手です。

もし写真のようにパグの舌が長く出て、上に巻き上げている場合は、パグからのSOSのサインです。すぐに涼しい場所に移動し、静かに休憩をさせてあげましょう。

 

今回は日常生活で注意すべきポイントや暑さ対策に注目しましょう。

 

 

パグが暑さに弱い理由は「鼻が短い」から

昔は犬を屋外で飼っていたと覚えている方もいいでしょう。でもこれは数十年前の習慣ですね。今では以前に比べ気温が高くなり、異常気象と呼ばれる大雨も増えています。

 

犬達もこの異常な暑さには当然耐えることができませ。特にパグのように鼻が短い犬種にとって暑さは命の危険にも直結します。なぜパグのように鼻が短い犬種が暑さに弱いかというと、理由は2つあります。

 

〇鼻から気管までの距離が短く、鼻から取り込んだ外気を冷却できないから

(暑い外気がそのまま体内に入ってしまうから)

〇肉厚な体形は心臓に負担がかかりやすいから

 

犬の鼻は自動車のラジエーター(冷却装置)の役割も果たしています。鼻が長い犬種であれば、外気を冷却してから体内に取り込むことができますが、パグはその機能自体を持ち合わせていません。

毎日のお散歩はもちろん自宅シャンプーの時のドライヤー、暑い部屋での留守番、キャリーバックの中、ドライブ中など日常の「暑さ」はパグにとって大変な危険です。

さらにパグの体形は肥満状態といえるほどに肉厚です。暑さで呼吸が早くなると心臓にも過度な負担がかかります。特にシニアなパグにとって命の危険さえあります。

パグにとって暑さは決して軽視できる問題ではありません。

 

暑さ対策は4月から、家族にとっての快適もパグには暑い

暑さ対策と聞くと夏の一時的なものと考えていませんか?実はパグにとって春はすでに「暑い」季節です。家族にとって快適、過ごしやすいと感じる季節であっても、適度に換気をしたり、パグの過ごす部屋は風通しを考えてあげましょう。

散歩は朝夕、涼しい時間帯に限定し出かけ、短時間であっても日中の外出は危険です。

 

ドライヤーはできる限り短時間で

自宅シャンプーをするときは、洗いあがり後のタオルドライをしっかりと済ませましょう。パグの耳に軽く息を吹きかけると、全身を身震いするので一気に水滴を飛ばすことができます。この方法を数回繰り返し、出来る限りドライヤーの使用時間を短縮します。

シャンプーの湿気で体温や呼吸数が上がっている状態で、即座にドライヤーを使用するとますます体温が上昇します。この行為も「暑さ」による体調不良を招く危険な行為です。たとえエアコンの効いた部屋の中でも例外ではありません。ドライヤーは最低限の使用時間に抑えましょう。

 

日中のアスファルトは気温プラス30度の高温

暑い日の外出や散歩は危険とすでにご存じの方も多いでしょう。実際にどの程度パグにとって危険かというと、日中のアスファルトは気温+30度になることもあります。

例えば気温が35度の日中であれば、アスファルト表面の温度は65度にもなっています。この上を靴も履かずにパグが歩くことを想像してみると、いかに危険な行為かがわかるでしょう。

そのうえ、パグのように背が低い犬は、アスファルトからの反射熱をお腹側全体で受けていますから、ほんの数分の外出であっても急激に体温が上昇します。

日中に高温になったアスファルトは日没後もすぐに低温に戻るわけではなく、完全に冷めるまでは日没後数時間かかるといわれています。

暑い季節はできる限り散歩や外出を控えましょう。

代わりに屋内で快適に過ごせる場所や屋内ドッグランなどを積極的に利用し、愛犬の運動不足やストレスを解消してあげましょう。

 

移動中もパグの暑さ対策は必須!お出かけは万全な計画を

今や愛犬と一緒に飛行機で国内はもちろん海外にまで出かけることができます。

でもパグのように鼻が短い犬種は航空会社によって夏などの一定期間もしくは年間を通じて搭乗ができないとルールが設けられています。

なぜかといえば、暑さに弱い犬種だからこそ、機内での温度管理が難しいからです。

飛行機に搭乗する際は、前後数時間の待機時間があります。万が一空調が故障すれば途端に高温にもなりかねません。搭乗中の安全確保が難しいという意味で、搭乗には他犬種とは異なるルールが設けられています。

パグとの旅行やレジャーを計画するときは

 

・車内の気温

・キャリーバック内の温度

・途中休憩の場所

 

などを事前にしっかりと確認しておきましょう。

車に乗せる際は犬は安全確保の意味からキャリーバックに入れるもしくはシートベルトで行動範囲を制限することが法律で定められています。

電車やバスなど公共交通機関で移動する場合は途中で休憩の取れる場所をあらかじめ確認しておくと安心です。

使用中のキャリーバック内は通気性が悪く高温になる場合もあるので、移動中もこまめに様子を確認し安全で快適にお出かけを楽しみましょう。

 

 

パグを飼ってみたい方はこちらをご覧ください

 

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