2020.09.25(金)
なんとなく愛犬の臭いが気になるということはありませんか?パグには実は特有の体臭があります。
パグは皮脂分泌量の多い体質で特有の体臭もそのためです。さらには顔のシワや大きく開く口も気になる臭いの原因です。
今回はパグならではの気になる臭いの原因と対策に注目してみましょう。
パグの臭いの原因は何?体臭は体質と理解する
パグを抱っこした時や一緒に寝ている時、ふと傍に寄ってきたときなど、なんとなく体臭が気になることがありませんか?実はパグには特有の体臭があります。この体臭は子犬の時、高齢になってからは特に強くなり、成犬期は比較的薄まる傾向があります。とはいってもまるで無臭になるわけではなく臭いに敏感な方であれば気になる問題でしょう。
パグの体臭が気になる場合は
・ブラッシングスプレーを使って週に数回ブラッシングをする
・月に1度を目安にシャンプーをする
・ドッグフードを変える
・パグが使用するベッドやマットをこまめに洗う
などの対策が効果的です。体臭はそれぞれの体質なので、
ブラッシングスプレーや犬用コロン、もちろんシャンプーでも完全に消し去ることはできません。これらの製品の効果はごく一時的なものです。強い効果や長い持続期間を期待し香料の強い製品を使用すると、パグは自分以外の臭いにストレスを募らせてしまうので注意しましょう。
パグの臭いの原因は実は口臭!デンタルケアを念入りに
犬にも歯磨きやデンタルケアが必要と聞き驚かれる方もいるでしょう。実は犬の口内トラブルは現代病ともいわれ、今やすべての犬達がかかえる深刻な問題です。
歯垢や歯石が付着し口内トラブルが起こると雑菌が増殖し、強い口臭を発します。中には症状が進行し、内臓にまでダメージが広がり、体の中から悪臭が発生しているケースもあります。
パグの体臭が気になる、シャンプーをしてもなかなか臭いが消えないと気になっている方は、本当に体臭なのか?それとも口臭なのか?を見極める必要があります。気になる臭いの原因が口臭であれば、放置せずにすぐに動物病院で処置をしてあげましょう。
口臭や口内トラブルは自然治癒するものではなく、毎日少しずつ症状が進行しています。早期発見で早期に改善策を講じてゆけば、高額な費用がかかる治療を避けることもできます。
口臭や口内トラブルのチェック方法は
・口の中から強い臭いがする
・息が臭い
・歯の根元が茶色や緑に変色している
・歯の根元や表面に固い石状の塊が付着しいている
・歯がぐらついている
・歯茎が変色したり、腫れたりしている
・口や口元に触れようとすると愛犬が激しく嫌がる、逃げる
このような場合、口内トラブルが起きているサインです。自宅ケアで改善を目指せるのか、動物病院で専門的な治療が必要になるのか動物病院を受診し相談しましょう。
口内ケアは意外に簡単!
犬の口内ケアは様々な方法があり、決して難しいものばかりではないのでご安心を。
例えば
・歯ブラシ
・飲み水に混ぜるだけの液体
・歯に滴下するシロップ
・オモチャに塗布する液体
・噛むだけでOKのオモチャ
など忙しい毎日や犬との暮らしにまだ慣れないという方でも簡単に習慣化できます。本来であれば人間同様に毎食後の歯磨きが一番理想的で確実な方法ですが、実際に毎日習慣化するのは家族にも愛犬にもストレスになるでしょう。そのような場合は、飲み水に混ぜるだけという方法がオススメです。
口内ケアを習慣化し、徐々に口内環境が改善されると、気になる口臭の改善にもつながります。一番負担が少ない、無理なく続けられると感じる方法でまずは始めてみましょう。
パグの臭いの原因は顔のシワにあった!
実はパグの気になる臭いの原因は深くたるんだパグ特有の顔のシワも原因の1つです。シワを軽くめくり中を見てみると、ホコリやベタツキがあります。これは皮脂分泌量の多い体質なうえ、皮膚が重なり通気性が悪い箇所に雑菌やホコリがたまっているからです。
中にはシワの間にニキビのような症状があったり、脱毛や皮膚炎が起こっている場合もあるでしょう。
また自宅でシャンプーをしたときに、シワの中に水分が残ってしまい、カビの原因になっていることもあります。
パグのシワは綿棒や専用のスキンケアローションで丁寧に汚れを拭き取ってあげると臭い対策に効果的です。自宅シャンプーの後も面部で内部の水分を拭き取っておくと、悪臭予防につながります。
パグのシワはパグのチャームポイントですが
思わぬ悪臭の原因にもなるので、週に数回はお手入れをしてあげましょう。
パグの気になる臭い対策には原因究明が効果的
パグとの暮らしの中で、特有の臭いが気になる場合は、まず臭いの原因を考えてあげましょう。臭いの原因がわかれば効果的で確実な対策を講じることができます。
また原因不明な臭いが病気のサインということもあるので、気になる場合は動物病院を受診しましょう。