成長に伴うご飯の増やし方ですが、まず体重何kgにつき何グラムというような感覚は、子犬の成長に変な枷(かせ)をはめる事になりますのでこの際捨ててしまいましょう。人でも体重と食事の量は比例しない事が多々あります。これは個体差と運動量(代謝)が大きく関係します。夏より冬の方が多くエネルギーを使いますしよく運動している犬とそうでない犬とでは食事の量も大きく違います。
目安としてお腹の張りやウンチの硬さ(食べ過ぎると軟便になる)がありますが、よく食べる犬は私が見ても心配するほどお腹が膨れ上がりますがその後はよく寝てよくウンチをします。食べすぎは便が軟らかくなることや肥満程度しか心配は要りません。
次は食の細い子に関してですが、これも規定量を毎日食べなくても全く問題ありません。少ないながらも毎日きちんと食べていれば大丈夫です。
よく運動させてみるとたくさん食べるようになる事があります。小さくて心配な時は、犬用の粉ミルクや缶詰などを混ぜて食い付きをよくすることもありますが食の細い子にはあまり効果がありません。生まれつき食の細い子もいますし成長途中からいきなり大食漢になる子や生涯食の細い子など様々です。
以上のことから成長に伴うドッグフードの量の増やし方は誰よりも飼い主さんが一番分かっておられると思います。私からのアドバイスは子犬の時期に食事量をセーブするメリットはありませんので、便の状態を見ながら、子犬が食べられるだけ食べさせてあげて下さい。
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