チワワの性格はいい？悪い？特徴別の見分け方
2020.06.03(水)
チワワが大好き！でも時々、チワワって性格悪い？意地悪？と感じたことはありませんか？しつけがなかなかスムーズにいかない時、何度もトイレを失敗してしまう時、家族の寝具や持ち物にイタズラされた時、つい考えてしまいますね。今回は、チワワの本来の特徴からその性格に注目してみましょう。
チワワの性格は？犬種の特徴に注目
チワワの性格は、か細く繊細な外見とはギャップがあります。初めてチワワと暮らす方の多くは驚き、しつけが難しいと感じることもあるでしょう。チワワは決して単なる甘えん坊でも、か弱い犬でもありません。勝気で、頑固で、時には自分の何倍も大きな相手にも吠え立て立ち向かうほどです。
ただチワワはとても賢い犬種で、家族との生活に上手に馴染むことができるので、さほど心配する必要はありません。
元来のチワワは原産国であるメキシコの農家の納屋で家畜と共に暮らす生活を送っていました。納屋ではネズミを駆除したり、他動物や他人の侵入を見張り、もしもの時は激しく吠え立て飼い主に知らせてくれます。このような生活を経てチワワは都度飼い主の指示を待たずに、自分で状況判断をすること、小さな体を自分で守ることを当たり前なことと考え、代々受けついで現在に至ります。
この性格はペットとなった今でも変わらず色濃く残っています。そのため外見のイメージとギャップがあると思われてしまうのでしょう。
チワワは性格が悪い？独立心強めで勝気な一面も
チワワの魅力の１つはサイズの小ささですが、この特徴ゆえに自己防衛本能が強く、時に条件反射的に強い行動や態度を見せることがあります。
例えば
・頭を撫でようとした時
・爪を切ろうとした時
・抱き上げようとした時
・大きな物音がした時
咄嗟に体をよけたり、噛みつくような仕草を見せたり、低い声で唸り威嚇することもあります。これはチワワからのNO！のサインです。大切な家族だからこそ、これ以上の攻撃をしたくない、しないですませたいというニュアンスです。この時、家族がさらにチワワを追い詰めてしまうと、本気噛みや激しく暴れる、逃げるとお互いの関係性が悪化するので、チワワの本心を理解し接してあげましょう。
チワワが不意に見せるこのような態度や行動を「性格が悪い」といわれてしまうこともありますが、このような行動は、一緒に暮らす中でお互いに徐々にタイミングがわかるようになり解消できます。チワワが常に攻撃的であるわけではないのでご安心を。
チワワの性格はオスかメスかで違います！
チワワを家族に迎える時、オス？メス？どちらがいいのと悩みますね。専門家はもちろんチワワ好きな友達に相談をしても、オスとメスそれぞれに異なった魅力がありなかなか正解が見つかりません。
実は犬の性格はチワワに限らずオスとメスで若干の違いがあります。これからチワワとどんな生活をおくりたいのか、家族構成や同居犬の有無など様々な視点で考えてみましょう。
ちなみに一般的には
【オスのチワワの性格は】
・甘えん坊
・遊び好き
・飼い主の注意を惹きたい
・元気いっぱいに運動をしたい
・お出掛けをしたい
・他犬に攻撃的な態度を見せる
・自分より大きな犬にも立ち向かう
・縄張り意識が強くマーキングをする
オス犬は何歳になっても甘えん坊で遊び好き、やんちゃな面が魅力的です。
愛犬と楽しくお出かけやドッグランを楽しむためにも、生後一年までの社会化期に積極的に他犬との交流やお出掛け、生活体験を重ねてゆきましょう。
【メスのチワワの性格は】
・おとなしい
・内弁慶
・家族が大好き、他人はちょっと苦手
・他犬が苦手、スキキライが激しい
・のんびり過ごす時間が好き
・マイペース
・一人で過ごす時間が辛くない
メス犬は2,3歳を目途に性格や行動に落ち着きがみられるようになります。これは精神的な成熟期を迎え、母親的な気持ちが強くなるからです。
年齢を重ねることで、落ち着いた雰囲気になり、より家族へのまっすぐな愛情が強くなります。
チワワの性格の見抜き方と暮らし方
性格のいいチワワと暮らしたい、社交的で誰とでも仲良くできる性格がいい、無駄吠えをしないチワワがいいなど、チワワを家族に迎えるにあたっていろいろな希望があるでしょう。
ただ生後間もない子犬の時点では、なかなか性格を見抜くことはできません。
チワワに限らず犬の性格の良しあしや社交性の高さは生後一年までの社会化期と呼ばれる期間をいかに過ごすかで大きく変わります。
この期間は、チワワが家族以外とも仲良く接することができるように、トリミングショップや動物病院はもちろん公園やドッグラン、ドッグカフェなどへ積極的に出かけ、他人や他犬と触れ合う機会を作ってゆきましょう。
大小様々な犬と触れ合う、じゃれあい遊ぶことで、警戒心を払拭でき、無駄吠えや散歩中の威嚇吠えの解消にもつながります。
性格は暮らし方、育て方で大きく変わるので、チワワとの生活を楽しみながら「性格のいいチワワ」になるよう目指してゆきましょう。
