2020.06.06(土)
ボストンテリアと実際に暮らし始めてみると、意外なほど抜け毛が多いと驚かれるでしょう。短毛な犬種は抜け毛が少ないと思われがちですが、実際は細く短く、尖った被毛がたくさん抜け落ちます。この抜け毛を少しでも減らすため役立つお手入れのコツをご紹介させていただきます。
ボストンテリアの抜け毛が気になるタイミングといえば抱っこをした時、寝具やカーペットについて抜け毛に気が付いた時、毎日の掃除時には室内に舞う抜け毛を見つけた時と、都度ストレスを感じます。
ボストンテリアのような短毛の犬種も長毛の犬種と変わらない量の抜け毛があり、定期的なシャンプーやブラッシングが欠かせません。
気になる抜け毛の原因は
・春と秋の換毛期を呼ばれる被毛の生え変わりの時期だから
・アレルギーや皮膚炎が原因で脱毛症を起こしているから
・ブラッシングやシャンプーで抜け毛を取り切れていないから
などが挙げられます。
抜け毛はお手入れのコツを知ることで、飛散する前に取り去ることができるので、ぜひお手入れを習慣化してゆきましょう。
ボストンテリアのような短毛の犬種のお手入れは決して難しいものではなく、初めて犬を飼う方でも簡単に終えることができます。
犬のお手入れを理由に犬を家族に迎えることを躊躇する必要はありませんので、ご安心を。
ボストンテリアの気になる抜け毛のお手入れは
・月に1度程度のシャンプー
・週に数回のラバーブラシを使ったブラッシング
が効果的です。
実は犬の皮膚は人間の赤ちゃんの皮膚よりも薄くテデリケートです。抜け毛が気になるからと、頻繁にシャンプーを繰り替えしてしまうと、皮膚に必要な皮脂を取り去ってしまい乾燥肌や皮膚トラブルにつながるリスクが高まります。
シャンプーとシャンプーの間の期間は、ブラッシングで抜け毛を取り去りましょう。
ボストンテリアのような短毛種のブラッシングには「ラバーブラシ」と呼ばれるゴム製のブラシがおすすめです。
ラバーブラシはペットショップやネットショップで様々な製品が販売されているので、使い勝手のよいサイズを選びましょう。
ラバーブラシは、タワシのような形状で、ボストンテリアの全身を軽くこするようにブラッシングします。抜け毛がふわふわと浮き立つように集まり、簡単に取り去ることが出来ます。抜け毛の飛散や愛犬の体臭が気になる時は、市販のブラッシングスプレーで愛犬の被毛を湿らせておくとより簡単にブラッシングを済ませることができます。
ブラッシングは回数の制限がないので、テレビを観ながら、散歩から帰宅した時などほんのわずかな時間で終えることができます。
愛犬のブラッシングをしているものの、まるで変化を感じない、抜け毛が気になるという方も多いでしょう。実は多くの方がブラッシングをすべき場所を見過ごしています。
愛犬をブラッシングする時は
・首回り
・脇
・尾の付け根
・内股
・脇腹
・太もも
これらの部分にブラシをしっかりと当て、被毛の根元、皮膚をマッサージする要領で丁寧にブラッシングをしましょう。これらの部分は、日常生活で稼働数が多い上に、関節や皮膚の窪み部分でもあり、抜け毛が溜まりやすい部分です。尾から太ももにかけては、お座りをすることで抜け毛が押しつぶされ、健康な被毛と絡み合い、抜け落ちずに溜まりがちです。
ブラッシングをする時、つい背中部分だけで終えていた方は、ぜひこれらの部分もしっかりとブラシを当て、抜け毛を取り去っておきましょう。
ボストンテリアのお手入れにオススメのグッズは
①ラバーブラシ
②ブラッシングスプレー
③ファーミネーター短毛種用
ラバーブラシは、タワシ型、グローブ型など様々形、サイズがあります。自身の手のサイズに合う使い勝手のよいものを選びましょう。
ブラッシングスプレーは、被毛を湿らせ、櫛通りをスムーズにしてくれます。そのうえ自然乾燥OKな製品が大半ですから、使用後にドライヤーで乾燥させる必要もありません。ブラッシングスプレーを使うと、愛犬の被毛の汚れや皮脂を取り除く体臭のケアにもなるので、おススメです。
ファーミネーターとは抜け毛取り専用のお手入れ製品で、小さな金属が付いたブラシです。体を撫でるように軽くブラッシングすると、抜け毛をスルスルと取り除け、手軽な上に抜け毛除去効果も抜群と話題です。
お手入れ用品は、使い勝手の良さはもちろん愛犬の体に触れたときの感触も大切です。ペットショップなど実際に手に取り、感触を確かめてからの購入が安心です。これからの抜け毛対策は、これらのアイテムを活用しつつ、定期的な習慣にしてゆきましょう。