2020.07.26(日)
ごはん大好き、オヤツ大好きなボストンテリアと暮らしていると、つい甘やかしてしまいがちです。でもボストンテリアの体系は胴体に比べ足は細く、長いという絶妙なバランスで成り立っています。そのうえ活発な性格ですから、はしゃいだり、飛び跳ねたりもするでしょう。このような犬種だからこそ、ボストンテリアにとって肥満は大敵です。今回はボストンテリアの健康を考えたエサの量や与え方に注目してみましょう。
ボストンテリアはごはんが大好きな性格で、どんなドッグフードでも好き嫌いすることなく喜んで食べてくれます。でも安価なドッグフードや犬に好ましくない原材料が使用されているドッグフードをあたえるとアレルギーや消化不良、内臓疾患につながってしまうこともあります。
ボストンテリアに安心して与えることのできるエサを選ぶポイントは
〇原材料表示の先頭項目が「動物性の肉」や「魚」であること
〇良質な素材で作られていること
〇愛犬の体質に合わない、アレルギー発症につながる可能性がある原材料が使用されていないこと
〇着色料が使用されていないこと
〇合成保存料が使用されていないこと
〇過度に安価な製品でないこと
という点を確認しましょう。
生後6か月までの子犬には1日の3~5回、生後6か月以降は1日2~3回が食事の回数の目安です。
生後1年を迎え、身体的な成長が終わるまでの期間は、食事は少量、複数回が理想的です。特にドライフードをふやかさずに与える場合、ドライフードはお腹の中で胃液を吸収すると3~5倍に膨張します。食事をすることで、急激にお腹が膨らんでしまうものの、元気いっぱいな子犬ですから気にせずはしゃぎまわったり、走り回るでしょう。このような時、子犬が突然嘔吐してしまうこともあるので、ボストンテリアのようにハイテンションな性格の犬にはできる限り少量、複数回の食事スタイルがオススメです。
毎日の食事の量はドッグフードのパッケージに記載されている「目安量」を参考に計量し、一日の食事回数で小分けにして与えます。
例えば1日の目安量が100gの場合、1日5回に分け与える場合は、1回の食事量が20gになります。
ドッグフードの給与量は、メーカーや製品によってさまざまです。ドッグフードの銘柄を切り替える時は必ず給与量を都度確認しましょう。
また給与量は体重を目安に算出されます。子犬は日々成長し、体重も増加し続けるので、こまめに体重を図り、都度適量を与えてゆきましょう。
ボストンテリアが1歳を過ぎ、成犬期を迎えた後の食事の回数は1日2~3回が目安です。
内臓機能も安定し、精神的にも大人になり、このころには長時間の留守番もできるようになります。
家族が仕事に出かける時間に合わせ、1日2回の食事という生活リズムでも問題ありません。
ただ何よりごはんが大好きな犬種ですから、家族の昼食時やオヤツの時間に興味津々で催促をすることもあるでしょう。
そのような場合、家族もなかなか厳しい接し方を貫くのも難しいものです。家族も愛犬もストレスフリーで過ごすには
〇1日の食事回数を増やし、家族の食事と同じ回数にする
〇知育玩具などを活用し、食事の回数、所要時間を増やす
という方法もあります。
1歳を過ぎてからも少量、複数回の食事スタイルをあえて変える必要はなく、続けることのほうがより理想的です。一度のたくさんのエサを消化吸収するよりも少量複数回で、消化吸収をするほうが内臓への負担は軽減できるうえに、肥満予防にもつながります。
愛犬の食事回数は、家族の生活リズムとどう折り合いをつけたらよいか、お互いがストレスにならない方法を考えてみましょう。
ボストンテリアは血統書発行団体であるJKCの区分では「小型犬」に分類されます。小型犬の一か月のエサ代の目安は1000~3000円ほどで、ボストンテリアは2000~3000円ほどが目安です。
ドッグフードの消費量は2~3㎏ほどです。ドッグフードは大変品数が多く、製品ごとに価格も様々ですが、必須栄養素をバランスよく摂取でき、安心して与えることのできる品質という条件を満たす製品を選ぶと2000~3000円ほどに収まるでしょう。
なかなか良質で安心して与えることのできるドッグフードを選ぶことは難しいものですが、ペットショップへ足を運び、スタッフの方に相談をするときっとオススメのドッグフードを提案してもらえます。
またインターネット上にもボストンテリアの飼い主同士の交流や情報発信がたくさんあるのでぜひドッグフード選びの参考にしてみましょう。
ボストンテリアのエサの選び方や与え方に不安や質問がある場合はぜひお気軽にご相談を。