2020.07.21(火)
ボストンテリアは決しておとなしい犬種ではなく、活発で遊び好き、好奇心旺盛な性格です。家族とのお出かけや他犬とのじゃれ合い遊びも得意ですから、積極的に屋外で連れ出してあげましょう。
ボストンテリアも家族も楽しめるお散歩の基本的なルールを知っておきましょう。
ボストンテリアはとても活発で遊び好きな性格ですが、運動が長時間連続したメニューよりも短時間、複数回のほうが向いています。
たとえば毎朝1時間の散歩を1回で終えるよりも、毎朝の散歩は20分、でも日中に短い散歩に出かけたり、家族とカフェやお買い物に行ったりというスタイルです。
もちろん毎日何度も愛犬を散歩やお出かけに連れ出すのも簡単なことではありませんね。平日は短めな散歩、休日はいつもと違った場所へ出かけてみるとなどいろいろと工夫をするとボストンテリアはストレスをためずに過ごすことができます。
ボストンテリアのように鼻が短い犬種は、暑さに弱く熱中症のリスクが高くなりがちです。そのため朝の散歩はまだ外気が涼しいうちに短時間で済ませておきましょう。
人間が屋外に出て、日差しが強い、空気が暑いと感じる時間帯、アスファルトはさらに数十度高温になっています。その高温なアスファルトの上をボストンテリアがあるのくのですから、肉球のダメージ、体温の上昇と様々な危険にさらされます。
また夕方の散歩も同様です。日中に高温になったアスファルトが犬に安全な温度にまで低下するには日没後数時間かかるといわれています。
日没後すぐや毎日夕方になったらと一律で時間を決めずに、当日の天気なども合わせて考えボストンテリアが安全に歩ける時間帯に散歩に出かけましょう。
屋外があまりに暑い時間帯は最低限の距離、時間の散歩で済ませ、出かけない、散歩を控えるという判断も時には必要です。
本来のボストンテリアは運動、遊び、お出かけが大好きです。にもかかわらず愛犬が散歩や運動、お出かけを嫌がる場合は必ず理由があるので、無理強いをするのではなく理由を見つけてあげることを優先しましょう。
たとえば理由として考えられるのは
・体調不良
・足腰や関節に痛みがある
・以前の散歩中に怖い思いをしたことがある
・散歩中に苦手な場所や相手がいる
・排尿痛など排尿に問題を抱えている
・暑すぎる
・寒すぎる
愛犬が散歩を数日にわたり嫌がる場合は、念のため動物病院を受診してあげましょう。
中には足腰や関節に痛みがあり、運動を控えたいと訴えていることもあります。
原因がわかれば、愛犬に負担や辛い思いをさせずに済む方法を見つけ出しこともできます。
犬には散歩が必要だから、運動をさせないといけないから、甘やかすわけにいかないからと思い込み、愛犬に無理強いをしてはいけません。
ボストンテリアはとても賢い犬種ですから、自分の意志をきちんと家族に伝えようとしています。
愛犬が伝えたい思いを理解し、ベストな解決策を見つけてゆきましょう。
ボストンテリアと楽しくお散歩を楽しむためには、まず「基本的なしつけ、マナー」を身に着けておくことが大切です。
具体的には
・リードを引っ張りながら歩かない
・無駄吠えをしない
・迷惑になる場所でトイレをしない
・他犬や他人が危険、怖いと感じる行動をしない
という点が大切です。
楽しい場面ではついテンションが上がってしまいがちなボストンテリアは散歩中もコントロールが難しいという声もあります。そのような場合は積極的にしつけ教室などへ参加し、お散歩の方法を家族が身に着けておきましょう。
散歩中は安全確保と周囲への配慮のために、通行人や自転車などの往来が多い場所ではリードを短く持ち、飼い主のコントロールの元で安全に注意しながら歩きましょう。
ただ本来はとても遊び好きで活発な犬種ですから、限られた行動範囲内でコントロールされながらの散歩では当然ストレスが溜まってしまいます。休日や天気のいい日は思い切り走りまわることのできるドッグランなどへ出かけてゆきましょう。
また毎日の散歩も、毎日同じ時間、同じルートで歩くだけで単調すぎて好奇心旺盛なボストンテリア退屈や運動不足を感じてしまいます。毎日の散歩はあえて異なる時間、異なるルートでお出かけしてみましょう。
散歩に出かける時間が15分前後するだけで、すれ違う人も犬もまるで顔ぶれが変わります。いつもの散歩ルートを逆から回ることで愛犬には目新しく感じられます。
ボストンテリアの好奇心を満たしたり、運動不足を解消したりできる方法を家族も楽しみながら考え、工夫をするとお互いがストレスを感じずに、わくわくした気持ちで過ごすことができます。
ぜひレジャー感覚で毎日の散歩や運動、お出かけのプランを考えてみましょう。