2020.07.21(火)
子犬を家族に迎え、まず最初に始めるのはトイレトレーニングですね。ボストンテリアはとても賢く、きれい好きな性格の犬種です。トイレトレーニングもコツをつかみ教えることで、あっという間に身に着けることができます。にもかかわらずなかなかトイレの場所を覚えてくれない、失敗を繰り返してしまうこともあります。今回は失敗してしまう理由を挙げています。もし思い当たる点があれば、今後のトイレトレーニングでは改善をしてみてください。
ボストンテリアの子犬を家族に迎えたら、トイレトレーニングは家にきたその日から始めましょう。
子犬がまだ新しい家族、生活環境に慣れていないからと思い、トイレトレーニングの開始を先延ばしにする必要はありません。
子犬にストレスや混乱を与えないためにも、トイレトレーニングは初日から始めるべきです。
例えば、家に来てから数日は子犬を叱らないように、ストレスを与えないように家中のどこでトイレとしても家族が叱らずに受け入れ生活をしたとしましょう。
一週間、二週間と時間が経ち、子犬が新しい生活に慣れたころ合いを見計らい、トイレトレーニングを始めた場合、子犬はそれまで家族の誰からも叱られなかったのに、突然叱られるようになり、トイレという当たり前の習慣に緊張やストレスを募らせてしまいます。
なぜ今日から突然?と子犬は理解できず混乱を招きます。
これまでの習慣と新たな習慣の使い分けを子犬が理解すること、今後は新たな習慣のみで暮らすことを生後間もない子犬に理解させることは至難の業です。
子犬を家族に迎え、家にきたその日から一貫したルールでトイレトレーニングを行えば、子犬は混乱をせずに、ただ1つのルールだけを意識すれば済みます。
まだまだ体も小さく、失敗をしてしまうこともありますが、子犬がスムーズに生活に馴染めるよう初日からトイレトレーニングを始めましょう。
そのためには、子犬が家に到着する前に、トイレやサークルの設置、トイレトレーニングの手順を家族で把握しておきましょう。
ボストンテリアはとても食欲旺盛で、たべることが大好きです!このようなタイプはトイレトレーニングのご褒美にフードやオヤツを用いるとモチベーションアップにつながり、スムーズに身に着けることができます。
子犬がトイレをするタイミングは
〇寝起き
〇食事の直後
〇水を飲んだ直後
〇軽い運動やじゃれ合い遊びの直後
などです。このタイミングでトイレの場所へ誘導をすれば、自然とトイレを済ませることができます。
そのためには
〇サークル内にトイレシーツやトイレトレーを設置しておく
〇食事はサークル内で与える
〇昼寝や夜間の就寝はサークル内で
〇サークルからだし遊ばせる時は、5~10分ごとにサークル内へ戻す
子犬がトイレシーツ、トイレトレーの上でトイレを済ませたら、即座に褒め、ご褒美を与えましょう。この時与えるご褒美は毎日の食事と同じドッグフードがおすすめです。
子犬をサークル内に戻す時、サークル内でトイレが終わるまで待っている間に、家族がトイレを促す合図の掛け声をしてあげると、子犬も理解しやすくなります。
例えば「ワン、ツー、ワン、ツー」といった声掛けであれば、今後屋外やドッグカフェなど周囲を気にすることなく、どこでも使える掛け声になります。
ボストンテリアはとても賢く、家族が大好きです。常に家族に褒めてもらいたい、注目してほしい、期待にこたえたいと思って過ごしています。
このような性格の愛犬にも関わらずトイレを失敗してしまう、家族に叱られてしまうのはボストンテリアにとっても大変切ないことです。
子犬は遊びに夢中になってしまいついトイレの場所へ戻り忘れてしまったり、戻っている途中でトイレが間に合わないこともあります。
トイレトレーニングの失敗例は
・トイレ以外の場所でトイレをする
・トイレシーツを破る、いたずらする
・うんちを食べてしまう
・家族の寝具や洋服、タオルにトイレをしてしまう
・カーペットの上でトイレをしてしまう
などが一般的で、子犬と暮らしている方であればどのご家庭でも起きています。決して我が家だけ、うちの愛犬だけと思わず、子犬ならではの失敗だと理解してあげましょう。
ただこのような失敗に対して家族が厳しく叱ったり、大きな音で驚かせたり、即座にサークルに戻すという対応をとってはいけません。
子犬は家族に叱られたくない一心で、次からは家族の見えない場所でトイレを済ませる、家族がトイレに気が付く前にトイレの痕跡を隠すといった考えをもってしまいます。
子犬にこのような誤解を与えることも、ストレス、混乱、トイレトレーニングの長期化へつながります。
子犬がトイレの場所をしっかりと覚えるまでは、常にトイレの近く、サークルの近くに子犬の行動範囲を限定し、家族がこまめにトイレへ戻るよう誘導をしてあげましょう。