2021.02.17(水)
ボストンテリアなどの短毛種は、皮膚が弱いというイメージを持たれがちです。でも実はこの情報は100%の正解ではありません。なぜなら、今やペットとして暮らす犬の大半が何等かのアレルギーを持ち、皮膚トラブルを抱えているからです。
ボストンテリアのように短毛の犬種は皮膚の異変に家族がいち早く気がつくことができるので、異変の発見が遅れがちな長毛種に比べ皮膚が弱い、皮膚病が多いといわれてしまうにすぎません。
犬の皮膚病は皮膚の赤みや湿疹はもちろん辛いかゆみをもたらします。愛犬は原因不明のかゆみから多大なストレスを募らせてしまうので、異変に気がついた時は早急に動物病院を受診しましょう。
今やどんな犬種も皮膚病と無縁ではありません。体質や年齢、遺伝によってその原因は様々で、発症の時期や症状の程度の違いはあるものの、何等かの症状が生涯において起こるのが実態です。
ボストンテリアに起こりやすい皮膚病は下記です。
◎食物アレルギー
◎乾燥によるフケやかさつき
◎脱毛
◎皮膚のべたつき
◎赤みや湿疹
皮膚病の初期症状は皮膚が赤くなります。赤い皮膚と聞くと出血に似た状態を想像する方もいますが、実際には濃いピンク程度です。ボストンテリアのように短毛の犬種は、ブラッシングやシャンプーをする機会が少なく、被毛をかき分け皮膚の状態を確認することは滅多にないので、皮膚の赤みという初期症状を見逃してしまうことも多いでしょう。
犬本来の皮膚の色は、とても薄いピンク色です。耳内部など皮膚が薄い箇所は内部の血管が透けてみえるほどに淡いピンク色です。もし愛犬の皮膚が赤みを帯びていたり、一部分だけ濃いピンク色になっている時は、皮膚病の疑いを持ちましょう。
皮膚病は発症後次第に患部が広範囲になり、数日で全身に症状が広がることもあります。同居犬がいる場合、家庭内で感染拡大が起こる危険もあるので、気になる異変があった時は早急に動物病院を受診し、原因や感染リスクの有無を確認しましょう。
ボストンテリアに限らず多くの犬を悩ませている皮膚病の原因で一番多いのは食物です。つまり毎日の食事が原因で起こる食物アレルギーです。
食物アレルギーの発症リスクが高い原材料は下記です。
◎トウモロコシ、コーンミール
◎大豆
◎動物性油脂
◎肉副産物
これらの原材料は市販されているドッグフードのほとんどに配合されていて、愛犬達は長年に渡り摂取し続けています。でも人間にとっては安価な原材料であっても、犬にとってはアレルギーを引き起こす原因でしかありません。
もちろん上記以外でも牛や豚、ラムなど特定の動物性タンパク質のアレルギーを起こすケースも少なくありません。
ドッグフードを選ぶときは、必ずパッケージに記載された原材料表示を確認し、愛犬にとってアレルギー発症リスクが高い原材料が使用されていないかを確認しましょう。
アレルギー発症リスクは血液検査で把握を
どのような原材料に注意すべきか、どのような物質にアレルギー発症リスクがあるのかは同じ犬種、兄弟、親子であってもそれぞれに異なります。
愛犬がどのような食べ物にアレルギーを起こしてしまう可能性があるのかというアレルギーリスクは動物病院で血液検査を受け調べることができます。あらかじめ愛犬のアレルギー源を知っておけば、正しくドッグフードを選ぶことができ、辛いアレルギーの発症を未然に防ぐことにつながります。
皮膚病は体質や年齢、生活環境など様々な要因が関係しあい起こるので、治療も早期完結とはいかず長い目で付き合い続ける必要があります。
皮膚病の治療で主流となるのは食事療法です。食物アレルギーの場合は原因となる成分を愛犬に与えない無いよう食事内容を管理します。
年齢や体質から起こる皮膚病には体の内面から改善できるように薬剤だけでなく食事やサプリメントも利用します。
かゆみによる傷口や湿疹、脱毛がみられる場合は、一時的に外用薬を使用したり、エリザベスカラーを着用し患部を保護し早期完治を目指す場合もありますが、この方法はあくまでも皮膚表面の傷を治すにすぎません。
辛いかゆみや不調を根本から改善するためには体の内側からの治療が必要になるので、かかりつけ医と丁寧に相談をしながら治療に取り組みましょう。
犬の皮膚は人間の赤ちゃんよりも薄くデリケートです。このデリケートな皮膚を守る鎧の役割が被毛です。ボストンテリアのように短毛の犬種は、外的なダメージを受けやすく、皮膚は常に危険にさらされています。
ボストンテリアを辛い皮膚病から守るためには下記の予防策を講じてゆきましょう。
◎月に1度のシャンプー習慣で全身の皮膚を丁寧にチェックする
◎かゆみや脱毛、赤い変色など異変に気がついた時はすぐに動物病院を受診する
◎愛犬のアレルギー源を把握し、アレルギー発症リスク7が低い食生活を続ける
ごくまれに公園に散布された除草剤やノミダニが原因で一時的な皮膚病が起こるケースもあります。アウトドアや自然豊かな場所でお出かけをするときは、薄手の洋服を1枚着せておくと皮膚へのダメージ軽減につながるので効果的です。
皮膚病は早期発見、早期治療が何よりです。日ごろから全身の皮膚チェックを習慣化してゆきましょう。
2021.02.16(火)
犬との暮らしに起こる深刻な悩み事といえば吠え癖ですね。玄関チャイムや来客など室内での吠え癖もあれば、散歩中に他犬に無暗に吠えてしまい飼い主を困惑させるケースもあります。
一般的にボストンテリアのように鼻が短い顔立ちの犬種は、小型犬特有の甲高い声が出ず、無駄吠えも少ないといわれています。でも決して吠えない、まるで鳴かないという意味ではありません。
ボストンテリアの吠え癖を治すには、まず原因を突き止め、ピンポイントのしつけが効果的です。
ボストンテリアは比較的無駄吠えが少なく、マンションや集合住宅でも飼いやすい犬種です。ただ全く鳴かないわけではなく、自分の要求を伝えるために、ハスキーな声質で鳴くこともあります。
ただ小型犬特有の甲高い声質でないこと、ダックスのように数km先まで届くといわれるほどに響き渡る発声法でないことからさほど吠え癖が問題視されていません。
ボストンテリアは非常に知能が高く、吠え癖にも都度自分なりの理由や自己主張があります。無暗な吠え癖を治すためには、家族と共に生活のルールを決め、吠え癖悪化を心掛けてゆきましょう。
吠え癖が少ないといわれるボストンテリアでも日常で飼い主が悩みに感じる場面があります。
具体的には下記です。
このような吠え癖を治すためには、それぞれの原因を突き止め、個別に改善をする方法が効果的です。
子犬の夜泣きは一過性の吠え癖
生後間もない子犬や家族に迎えたばかりの子犬は夜間や早朝、家族の留守中に切ない声で鳴き続けることがあります。これは夜泣きと呼ばれ、子犬の不安やさみしさから起こる吠え癖です。この吠え癖は子犬が新しい環境に慣れるまでの一過性の行動で、一生涯続くものではありません。
家族も一過性の吠え癖であることを理解し、叱らずに子犬が安心できる環境作りや接し方を心掛けてゆきましょう。
条件反射的に起こる突発的な吠え癖
普段はとても温厚でおおらかな雰囲気で暮らすボストンテリアが、ほんの些細な物音やできごと、散歩中に遠くに見える他犬に条件反射的に激しく吠えたてることがあります。
このタイプの吠え癖は、子犬期の社会化不足が原因です。ボストンテリア自身が物音や対象物の正体を把握できていないので、原因不明の恐怖に襲われ、自分自身はもちろん家族を守ろうと全力で吠え、警戒心をアピールしている行動です。
このような吠え癖は家族がその場で叱る、抱き上げる、チョークチェーンを使うという対応では改善を期待できません。愛犬自身もコントロールできない条件反射であることを理解し、適切なしつけを講じてゆきましょう。
家族に向けられた要求を伝える吠え癖
ボストンテリアのように知能が高い犬種は、まるで家族と会話をするかのように的確に自分の意図を伝えることができます。家族の行動を常に意識し、自分の要求を伝えるべきタイミングもしっかりと把握しています。
もちろん家族の中で誰に向かって要求を伝えたら確実に受け入れてもらえるかということも瞬時に見極めています。
このような要求による吠え癖は、吠えたことで要求を受け入れてもらえたと愛犬が学習すると、次第にエスカレートし、気がつけば家族が愛犬の要求に従うように暮らすという状況になりかねません。
日々の生活は一方の要求を過度に尊重するばかりでなく、お互いがストレスフリーな関係にいることが大切です。要求吠えは無暗に受け入れるべきではないとしっかりと認識しておきましょう。
ボストンテリアの吠え癖を治すにはそれぞれの原因に合った対処法を講じてゆきましょう。
子犬の夜泣きによる吠え癖には下記が効果的です。
子犬や寒さや暗闇で恐怖を募らせてしまいます。また夜中でも何度も目を覚ますので、安眠できる環境を作ることで次第に夜泣きの解消を期待できます。
不安や恐怖を募らせている子犬を叱ることも、抱き上げ寄り添うことも夜泣きの解消には効果がありません。一時的に子犬が鳴きやむことがあっても、飼い主が遠ざかることで即座に吠え癖が再開するでしょう。
環境を整え、精神的な成長を子犬に促し、根気強く吠え癖改善に取り組みましょう。
条件反射的な吠え癖には下記が効果的です。
条件反射的な反応を改善するには、何度も繰り返し経験すること、危険や恐怖を招く現象ではないことを愛犬自身が理解しなければなりません。
決して即座に結果が出る治し方ではありませんが、知能が高いボストンテリアは学習能力も優れ次第に改善に向かいます。トレーニングの専門家などの指導も受けながら、積極的に社会化経験を積み重ねてゆきましょう。
家族への要求による吠え癖には下記が効果的です。
要求による吠え癖は、知能が高いボストンテリアだからこそ起こる現象です。散歩や食事、家族の帰宅時間を正確に把握できているからこそ、時間が近づけば鳴いて催促をします。
でもこの生活リズムを家族があえてランダムにすると、いつ要求をすればいいのか愛犬自身が戸惑ってしまい、要求をするタイミングを失してしまいます。この方法ならとても簡単で、愛犬を叱ることなく要求による吠え癖を解消できます。
吠え癖は誤った治し方をすることでかえって悪化させてしまう場合があるので、ぜひ専門家に相談をしてみてください。
2021.02.16(火)
愛犬の吠え癖に悩む方がいる一方でまるで吠えない愛犬に不安を募らせている方もいます。犬と暮らす以上は多少の吠え癖は覚悟していたものの、まるで吠えない愛犬を前にすると、もしかすると喉や発生機能の異常があるのでは?声が出せないのでは?と不安が募るものです。
実はボストンテリアや鼻が短い顔立ちの犬種の中には、まるで鳴き声をあげないタイプがいます。これは決して先天性の異常ではなく、単なる性格の場合が大半です。
吠えないことは決して異常なことではないので、家族の不安を解消できるよう詳しくご説明させていただきます。
子犬期の夜泣きもなく、玄関チャイムが鳴ってもまるで無反応、散歩中に出会う他犬にはうれしそうに駆け寄る愛犬と聞くと何とも羨ましいとさえ感じてしまいます。
でも嬉しい時や楽しい時は全身で感情表現をしてくれるものの、吠えることはなく体を動かすだけという様子に、もしかしたら声が出ないんのでは?動物病院で精密検査を受けるべきと感じてしまう方もいるでしょう。
このようなお悩みは初めて犬を飼う方はもちろんこれまでに犬を飼ったことがある方はもちろんボストンテリアの多頭飼いをされている方からも寄せられることがあります。
先住犬と比べまるで吠えることがない、ボストンテリアはよく吠えると聞いていたのに愛犬はまるで吠えないなどふと不安を覚えた際に具体的に寄せられたお悩みの一例が下記です。
一見元気に見える愛犬が実は先天性疾患を抱えているのではと不安を感じてしまう方もいるでしょう。でもボストンテリアが全く吠えないことは珍しいことではないのでご安心を。
先天性の理由で鳴き声を発することができない場合、声は出なくても口を開け吠える仕草を見せることはあります。もし口を開ける仕草も見せない場合は、そもそも吠えるという行為自体を愛犬が起こしていないということです。
同様に耳が聞こえないので玄関チャイムに無反応なのではというお悩みは、愛犬が家族が名前を呼ぶ声に反応を示すのであれば勘違いといえるでしょう。
吠えないことは決して悪いことではなく、治療や検査を必要とすることでもありません。おおらかで、おっとりした愛犬の性格だと受け入れてあげましょう。
ボストンテリアが吠えない理由は犬種が輩出された歴史に関係しています。
ボストンテリアなど短鼻種の特性は下記です。
ボストンテリアがおおらかで他犬に好意的にふるまうことができる理由は、自身の体力、強靭さ、攻撃力の強さを実感しているからです。
他犬の攻撃が自分の命を脅かすほどの脅威にはならないことをわかっているからこそ、余裕を持った態度でおおらかに接することができます。これは過度に警戒心の強い極小サイズの小型犬と比較するとわかりやすいでしょう。
つまり無暗に吠えて相手を遠ざけたり、威嚇をしたり、自分の力を誇示する必要がないとわかっているからこそ、ボストンテリアは吠えずにすごすことができています。
その上、家族との生活や関係性も良好で、催促をしなくても十分に要求が満たされていたり、家族への強い信頼があるからこそ多少の時間や生活リズムのずれにもおおらかにいられるのです。
犬が吠えるのは何かしらの主張を相手に伝えるためです。大きな声で叫ばなくても以心伝心の関係性を築けていると思えば、吠えないことへの不安も払拭できるでしょう。
ボストンテリアが吠えない理由の1つは持ち前の忍耐強さです。でもどんなに忍耐強く、おおらかなボストンテリアでも我慢の限界は必ずあります。
例えば小さな子供と遊ぶとき、他犬とじゃれ合い遊ぶとき、初対面の犬と至近距離で対面した時などは、相手の行動や態度が原因になり、ふとした瞬間に我慢の限界を超えてしまうことがあります。
この我慢の限界を超えてしまうと、思わぬ激しい攻撃に出たり、突発的に噛みつくこともあります。大人しいからといって、どんなこともすべて無条件で受け入れてくれるという訳ではないので、愛犬に過度なストレスがかかっていないかは気にかけておきましょう。
2021.02.15(月)
ボストンテリアの性格といえば明るく陽気で社交的や遊び好きといわれています。でもネット検索でボストンテリアはなつかない、しつけが大変という情報を目にすることもあり、どちらが本当の情報と戸惑ってしまうこともあるでしょう。
実はこの情報はどちらも100%の間違えではありません。ボストンテリアを家族に迎えたい、もっと仲良く暮らすためにボストンテリアの性格やしつけ方について詳しくご説明させていただきます。
せっかく犬を飼うなら人懐こく甘えん坊な犬がいいと思いますね。ボストンテリアはとにかく明るくハイテンションで遊び好きな犬種です。
愛犬とドッグランはもちろんレジャーやカフェ、アウトドアを楽しみたいというご家庭にピッタリな犬種です。もちろん小さなお子様の遊び相手も抜群の持久力で応じてくれます。
でも心底明るいボストンテリアは決して誰にでも社交性を見せるわけではありません。ボストンテリアの愛情は家族や親しい相手、ボストンテリア自身が判断した信頼できる相手に限って向けられます。
そのため初対面の人や犬と接することに慣れていない相手、犬に不快感や警戒心を与える相手には、ハッキリとした態度で無視をしたり、一定の距離を保ったり、触れられることさえも嫌がります。
日本では小型犬といえば明るく社交的で、無条件の社交性を見せてくれると思われがちです。初対面の相手でも愛想よく近づき、オヤツを受け取り、尻尾を振ってくれると周囲からは期待されます。
この期待通りの行動や態度を見せてもらない時、懐かないや素っ気ない、愛想の無い犬と認定され、時にはしつけが出来ていないとさえ言われてしまうこともあります。
でも犬は大変知能が高く、人間の3~7歳児相当の知能レベルをもっています。家族と家族以外の人を区別したり、初対面の相手に警戒をするのは当然のことです。
ボストンテリアはテリア種特有の知能の高さを持っているので、無条件の愛想の良さは持ち合わせていません。このことは決してしつけの程度の低さを表しているのではなく、愛犬と家族の強い信頼関係が構築されている証です。
ボストンテリアがなつかないという情報には、「知らない人」「初対面の人」「家族以外」という言葉を付け加えて解釈しておきましょう。
ボストンテリアはテリア種特有の我の強さがあるので、わがままやこだわりが強い、扱いにくいといわれてしまうことがたびたびあります。
テリア種は特有の知能の高さから狩猟で活躍した歴史があり、狩猟と縁遠くなった現在でもこの特性が受け継がれています。
例えば、他小型犬であれば飼い主の言葉に無条件に従ったり、オヤツにつられ簡単に誘導できる場面でも、知能の高いボストンテリアはそうもいきません。自身で状況を判断し、従うべきかそうでないかを都度考えています。場合によっては相手を甘く見て、指示を無視したり、反抗したり、自我を通すこともあります。
ただボストンテリアは人間の言葉をほぼすべて理解できているので、自分が今とるべき行動がわからないわけではありません。あくまでも理解したうえで、自我を通しているだけです。
愛犬のわがままや自己主張を受け入れるかどうかは、状況によって判断が異なるでしょう。どんな場面でもわがままを受け入れてしまうと、次第に愛犬をコントロールできなくなり、持て余してしまうようになります。
ボストンテリアには特有の知能の高さと我の強さがあることをあらかじめ理解し、しつけは状況に応じてメリハリのある対応を家族は心掛けてゆきましょう。
子犬のうちは元気いっぱいでやんちゃ盛り、イタズラも後を絶たずといつまでこの状況が続くのかと憂鬱に感じることもあります。でも犬は生後1年で人間の18歳相当の精神的な成長を遂げるといわれています。
つまり生後1年を迎えるころには、それまでのやんちゃな性格も次第に落ち着き、聞き分けがよくなり、家族との生活のルールをきちんと守り暮らせるようになってゆきます。
ボストンテリアももちろん例外ではなく、他犬同様に成長に合わせて落ち着きを見せてくれます。
ただボストンテリアは根っからのハイテンションな性格です。嬉しいことや楽しいことには途端にテンションが高くなり、まるでスイッチが入ったかのように騒ぎ立て走り回ったり、吠えたり、飛びついたりといった行動が伴うので、落ち着かないとも思われてしまいます。
このテンションの高さはボストンテリアならではの特徴で、しつけで完全にリセットすることはできません。嬉しいことや楽しいことを何歳になっても、シニアになっても全身で喜んでくれる姿は愛らしくもあり、家族にとって微笑ましい光景でもあります。
ボストンテリアを家族に迎える時は、このような無邪気でハイテンションにはしゃいでしまう性格であることをあらかじめ知っておくと仲良く暮らすことができるでしょう。
ボストンテリアのしつけはには犬種ならではの特性を理解し、メリハリをつけることが成功のポイントです。
そのためは下記の点を注意しましょう。
知能の高い犬種だからこそ、ルールの変更やオヤツを簡単にもらえるという裏技を覚えてしまうと、次第にわがままが悪化しかねません。家族で生活のルールを決め、オヤツはしつけのご褒美として有効に活用しましょう。
2021.02.14(日)
遊び好きでテンションが高いボストンテリアにとって、いつでも気軽に遊びじゃれ合うことのできるパートナーがいることはとても幸せなことです。
どんなに愛犬が遊び好きでも、なかなか毎日遊べる相手を見つけるのは難しいもので、散歩で他犬と顔を合わせても挨拶や立ち話程度で、思い切りじゃれ合い遊ぶ機会はなかなか作ってあげることができません。
遊び好きなボストンテリアだからこそ、友達や相棒を作ってあげたいと思うのは当然のことです。今回はボストンテリアの多頭飼いを迷っている方へ向けた多頭飼いのメリットに注目してみましょう。
ボストンテリアの多頭飼いを迷っている方、多頭飼いを始める前にしっかりと考えてから決断をしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
ボストンテリアの多頭飼いにおけるメリットは下記です。
ボストンテリアはとにかく明るい性格でテンションも高く遊び好きです。でも初対面の犬からは、このテンションの高さを敬遠されてしまったり、時には嫌がられてしまうことも少なくありません。
せっかくドッグランへ出かけても一人遊びで終わってしまうことも珍しくないでしょう。またボストンテリアの特性を理解されていない方からは、特有のテンションの高さを攻撃的や危険と勘違いされてしまうこともあります。
ボストンテリアはテンションは高いものの、攻撃的な犬種ではありませんという誤解を解くのもなかなか難しいでしょう。
遊び好きで活発なボストンテリアだからこそ、多頭飼いをすることで一緒にじゃれ合い遊びができたり、遠慮なく追いかけっこのできる犬友達ができることはとても大きなメリットといえるでしょう。
ボストンテリアに限らず犬同士、犬猫など多頭飼いには多少のデメリットがあります。
具体的なデメリットは下記です。
多頭飼いを始める上で事前にしっかりと考えるべきポイントは飼育費用についてです。フード代は頭数の分倍になり、フィラリアなどの予防医療費もかさみます。
高齢になりそれぞれが病気を発症すれば同時期に高額な医療費が必要になることもあるでしょう。
この部分を曖昧にしたままで安易に多頭飼いを始めてしまうと、次第に多頭飼いのメリットよりもデメリットを感じる機会の方が多くなり、気がつけば多頭飼いを始めたことを後悔しかねません。
多頭飼いはボストンテリアにとって様々メリットがあり、家族にとっても幸せな時間が増えるものです。事前にしっかりと計画を立て、無理のないタイミングで多頭飼いを始めましょう。
飼育費用を考える上では下記の点もぜひ忘れずに置きましょう。
ボストンテリアの多頭飼いで何より気になる点はどんな犬種を新たに迎えるかということでしょう。もちろん同じボストンテリアの子犬を迎えるという選択肢は最有力です。
でもあえて別の犬種とも暮らしてみたい、もっと小さな犬や大きな犬とも暮らしてみたいという方もいるでしょう。家族で何度も話し合い、実際に子犬に会いに出かけたり、愛犬と対面をさせたりと悩む時間も多頭飼いならではの幸せな時間です。
でもここで忘れてはいけないのはボストンテリアの特性です。
具体的には下記です。
つまりこのような犬種と対等に遊べる犬種で無ければ、良好な関係性の多頭飼いを続けることはできません。例えばチワワのように内向的でシャイ、運動は短時間で一人遊びを好むという犬種では、ボストンテリアの多頭飼い相手には不向きです。
犬にはそれぞれの輩出された背景や犬種ならではの性格、骨格に見合った運動量があります。多頭飼いのパートナーをどんな犬種にするのか考える時は、まずこれらの情報で犬種候補を絞ってみてください。
その上で、性格面や年齢、性別によって生じる相性に目を向けてゆきましょう。
ボストンテリアの多頭飼いを始める時は下記の3つの点に注意しましょう。
多頭飼いを始める時は計画外の妊娠出産を予防するために、必ず避妊去勢手術を済ませましょう。これは兄弟や親子犬の多頭飼いでも例外ではありません。手術のタイミングを獣医師と相談しつつ、多頭飼いを始める時期を調整しましょう。
食事は健康管理やアレルギーの予防などの面から、大皿ではなく個別の食器で与え、それぞれの食欲、摂取量などに目を配りましょう。
多頭飼いの場合、同居犬同士の世界に没頭しすぎてしまい、他犬を排除や警戒してしまうことがあります。お出かけやレジャー、ドッグランなどで楽しく過ごせるように同居犬以外とも交流を持ち、社会性を身に着ける様日ごろから心がけてゆきましょう。