2021.01.09(土)
犬のうんちは健康状態を把握するバロメーターです。一見元気に見える犬でもうんちが下痢や便秘であれば何かしらの不調を抱えているサインです。
特に下痢の場合、寄生虫や伝染病、内臓疾患など深刻な原因が隠れていることも珍しくありません。言葉を持たない家族だからこそ、日ごろからうんちの状態はこまめに気にかけてゆきましょう。
今回は下痢の原因と治療のためのフードの選び方についてです。
フレンチブルドッグが下痢をしている時、すぐに通院すべきそれともこのまま自宅の様子見で大丈夫と悩みますね。まずは下痢と呼ばれる症状はどのようなものかを知っておきましょう。
下記の症状がみられる時は下痢と判断しましょう。
・うんちが柔らかい
・うんちの回数が多い
・うんちをした後にお尻の周りが汚れている、うんちが付着している
・うんちに少量の血液が混ざっている
・うんちを我慢できず、トイレ以外の場所に漏らしてしまう
フレンチブルドッグはとても賢くきれい好きな犬種です。無暗にトイレを失敗することはないので、うんちの場所を失敗してしまった時、無暗に叱るのではなく体調不良や下痢の可能性も考えてておきましょう。
下痢は症状の程度によって通院の目安や家族の取るべき対処法が異なります。その見極めはうんちの柔らかさで判断をします。
具体的には下記の段階に分けて症状を把握します。
①うんちは柔らかいものの、形状が残っている
②うんちが柔らかく形状は残っていない
③うんちが水のようにやわらかい
④うんちが柔らかい上に血液が混ざっている、血液に似た強い不快な臭いがする
①の場合、一過性な症状も場合も多く、次の排便の際には通常のうんちに戻っている場合がほとんどです。②~④の場合、症状の悪化に伴い脱水症状が起こる場合もあるので動物病院を受診しましょう。
特に子犬の場合、下痢が体に与えるダメージが大きく、数時間で体調が急変してしまう場合もあるので早めに受診をしましょう。
動物病院を受診するときは下記の準備をしておくと診察がスムーズです。
・検便用の少量の便を採取し持参する(サランラップなどで少量の便を包み、乾燥させずに持参しましょう)
・便をした時間や回数を記録
・便の量や形状がわかるよう写真を撮影しておく
下痢と併せて嘔吐やぐったりしているなどの症状もある場合は、急患として対応してもらえるよう申し出をしておくと安心です。
一般的に犬が下痢をする原因は下記です。
・寄生虫
・伝染性疾患
・ストレスや疲労
・食べすぎ
・フードの切り替え
・内臓疾患
・加齢
一過性の下痢の場合、下痢の程度は上記の①に当てはまります。その後症状が改善するかどうかを見極めましょう。うんちの状態が②~④に悪化する場合は動物病院を受診しましょう。
下痢が数日続く場合や排便の度にうんちが柔らかさを増す場合、愛犬が元気や食欲がなく表情がよどんでいる場合は早急に動物病院を受診しましょう。
下痢は数日続く症状もあればある日突然激しい下痢を起こすこともあります。一見元気にみえたり、食欲がある場合でも下痢が続いている状態は健康とは言えません。
動物病院を受診し下痢の原因を突き止め、愛犬の辛い症状を解消しましょう。
下痢の治療は大抵の場合、数日~数週間の飲み薬の服用です。フレンチブルドッグは食欲旺盛ですから毎日のフードに薬を混ぜ飲ませるだけと治療も簡単です。
ストレスや体質など慢性的な症状が続く場合は乳酸菌配合のサプリメントを食事と一緒に食べる習慣をつけると症状の改善につながる場合もあります。
ただフレンチブルドッグの下痢の中には寄生虫や伝染性疾患など治療が送れることで体に大きなダメージが加わり、命の危険につながる場合もあります。
下痢の原因は外見からだけでは判断ができないので、動物病院で検査を受け正しく原因を突き止めておきましょう。
重度な下痢が続く場合や子犬や老犬など一日も早く体調を改善させたい場合は、点滴などの即効性のある治療を施す場合もあります。
ペット保険に加入されている場合、下痢の治療費が保険適用の対象となる場合も多いので合わせて確認をしておくと安心です。
下痢をすると、排便時に体内の水分が過剰に排出されてしまい内臓へもダメージが加わります。体内の水分量が減少することで内臓機能が低下し、症状の改善はもちろん食欲さえも減退してしまいます。
下痢をしている時におすすめのフードは下記です。
・添加物が配合されておらず消化吸収に負担がかかりにくい
・水分量が多く食べやすい
・不足しがちな水分の補給ができる
・食欲が進む風味や食感
ドライフードやオヤツは下痢の回復期間中には不向きな場合もあるので、獣医師と相談の上回復期間中の食事も考えてゆきましょう。
動物病院では下痢や食欲減退時に与える専用のフードも取り扱っています。
気軽に相談をして家族の不安も解消しましょう。
2021.01.08(金)
待望のフレンチブルドッグの子犬を家族に迎え、家族全員が盛り上がっているものの肝心な子犬が寝てばかりとがっかりしてしまっていませんか?
かわいい写真をたくさん撮っておきたい、しつけをしないといけないしお散歩にも出かけたい、もちろん抱っこもしたい・・・実は子犬は想像以上に長い時間の睡眠を必要としています。
今回は子犬と睡眠の関係性に注目してゆきましょう。
子犬といえば元気いっぱいに走り回り、やんちゃで家族も目が離せないというイメージですが、実際の子犬は一日のほとんどの時間を眠って過ごしています。
実は子犬の睡眠の実態は生後3か月未満の場合、1日20時間前後も眠って過ごすほどです。つまりは一日の時間で食事とトイレ以外の時間のほぼすべてが睡眠ということです。
その後も一日のうち半分以上の時間は眠って過ごし、遊びや食事の合間に突然眠ってしまうこともあります。
子犬を家族に迎えることが決まり、オモチャを買ったり、しつけの本やWEBサイトをチェックしたりと準備を進めていた家族にとってなんだか空振り感があるのも仕方がありません。
子犬の成長に十分な睡眠をとることが何より大切です。決して寝すぎるということはありません。逆に短時間での睡眠を繰り返したり、安眠できる環境が整っていないことは子犬にストレスと疲労をもたらし、深刻な体調不良につながる可能性があるので注意しましょう。
子犬はぐっすりと眠っているということは、新しい家や家族を安心できる相手、場所と認識できているという証です。家族は眠る子犬の様子をそっと見守ってあげましょう。
フレンチブルドッグは血統証発行団体の分類では小型犬に分類されます。でも実際には他小型犬とは様々な面で違いがあり、特に性格のおおらかさはフレンチブルドッグならではです。
フレンチブルドッグはおおらかで些細なことには動じない性格なので、一度眠りにつくと些細な物音や家族の生活音程度では目を覚まさないことも珍しくありません。玄関チャイムにさえも気がつかずに熟睡してしまうこともあります。
家族に迎えたばかりの子犬でもリビングやソファなど賑やかな場所でもヘソ天で熟睡してしまうほどです。
小型犬の中には日ごろから神経質な性格で些細な物音に飛び起きたり、家族の足音にさえ敏感に反応をするタイプもいます。このような性格の小型犬は短時間の浅い睡眠を繰り返すので、フレンチブルドッグとの違いに驚くでしょう。
ただこれはそれぞれの犬種の特性ですから、しつけや家族の工夫で完全にリセットできるものではありません。愛犬の性格と思い受け入れてゆきましょう。
フレンチブルドッグのこの眠りは子犬から成犬になっても変わらず、成犬になるとますます熟睡度が増します。中にはまるで成人男性のような大きなイビキでヘソ天で熟睡するほどです。
こんなおおらかさもフレンチブルドッグならではです。
フレンチブルドッグに限って特別睡眠時間が長いという傾向はありませんが、どこでも熟睡できてしまう性格からそのような印象を持たれることは多々あります。
ネット上にはユニークな姿勢で熟睡するフレンチブルドッグの様子もたくさん投稿され話題や共感を集めています。
可愛い子犬を家族に迎え、つい子犬の様子に目を向けてしまい遊びたい、抱っこしたい、写真を撮りたいと思ってしまうものですが、子犬にとって睡眠は健康に成長するうえで何より大切なことです。
生後半年未満の子犬には下記の環境を整えましょう。
・サークル内にベッドを入れ安眠できる場所を確保する
・眠っている間は無暗に起こさない
・遊びは30分以内を目安に区切り、こまめにサークルに戻し昼寝をさせる
・夜は早い時間にサークルに入れ、夜更かしをさせない
子犬にとっても家族と遊び過ごす時間は楽しく幸せです。だからこそ無意識に長時間遊び続けてしまうことがあります。でも睡眠不足は疲労やストレスを招き、食欲不振や下痢などにつながる場合もあります。
子犬に十分な睡眠を確保できるよう家族の側が生活リズムを考えてゆきましょう。
犬は6歳を超えるとシニアと呼ばれる年齢に差し掛かります。人間の年齢に換算すると40代後半ですからまだまだ元気なはずと思いがちですが、徐々に生活リズムが変わり睡眠時間も長くなります。
昼寝はもちろん夜の就寝時間も早くなり、一日の睡眠時間が徐々に延びてゆきます。
シニア期を迎えた愛犬には、静かに安眠できる場所を用意し、愛犬が自分のペースでいつでも眠りにつけるよう生活環境を整えてゆきましょう。
併せてレジャーや外出は愛犬に負担がかかりすぎないよう時間を調整し、十分な睡眠を確保してあげましょう。
2021.01.08(金)
フレンチブルドッグを家族に迎えたいと思うものの、将来の病気や育て方に不安を感じているという方もいるでしょう。今回はフレンチブルドッグを家族にあたって知っておきたいフレンチブルドッグがかかりやすいとされる病気に注目してみましょう。
犬の平均寿命は年々長くなり、病気の発症も多岐にわたっています。病気の発症はあくまでも可能性であり、必ずすべてのフレンチブルドッグに当てはまるものではありません。
家族に迎え、少しでも病気から縁遠く居られるよう注意すべきポイントも合わせてご説明させていただきます。
フレンチブルドッグは重量感のある体形からとても丈夫で病気とは無縁な印象を持たれがちですが、実は特徴的な体形だからこそかかりやすい病気もあります。
フレンチブルドッグがかかりやすい病気は下記です。
・心臓病
・呼吸器疾患
・肥満による生活習慣病
・アレルギー性皮膚トラブル
・膝蓋骨脱臼
・第三眼瞼腺脱出(チェリーアイ)
またフレンチブルドッグは頭部が大きな骨格から出産が難しく帝王切開や難産になる場合が多々あります。病気ではありませんが、出産には大きなリスクが伴うことはあらかじめ知っておきましょう。
犬も高齢になると癌の発症率が高まります。フレンチブルドッグも癌とは無縁ではないので、シニア期を迎えてからは定期的に健康診断を受け、病気の早期発見早期治療を心掛けてゆきましょう。
犬の平均寿命はここ数年で大幅に長くなり、現在では小型犬で13~15歳前後、中大型犬でも10歳を超えています。小型犬の中には20歳を超える長寿犬も多く、犬の生活環境や医療環境が一昔前に比べ大きく変わったことがうかがえます。
フレンチブルドッグに関して時々、寿命が短いや体が弱いという情報がネット上を中心に見受けられます。これは必ずしもすべてのフレンチブルドッグに当てはまるものではありません。
フレンチブルドッグも他小型犬と同様の平均寿命であり、この犬種に限り短命というデータもありません。
ただ中には先天性の心臓疾患や呼吸疾患を患っている場合や発育不良が原因で短命に終わる犬もいます。
フレンチブルドッグは重量感のある体形と旺盛な食欲から病気とは無縁と勘違いされてしまいがちです。でも子犬の期間はストレスや環境の変化に敏感で、体調を崩すことも多々あります。
食物アレルギーを起こすことも多く、ドッグフード選びは慎重さが欠かせません。
家族に迎えた後は、不安や疑問に感じることは専門家や獣医師にこまめに相談し健康管理を続けてゆきましょう。専門家や獣医師に相談することで、家族の知識量や経験値が増えれば、安心して犬と暮らすことができます。
いつでも気軽に相談できるよう行きつけのショップやかかりつけ医を積極的に作ってゆきましょう。
フレンチブルドッグの病気予防は下記の方法が大切です。
・毎年1回の混合ワクチンの摂取
・毎年1回の狂犬病予防接種
・毎年のフィラリア症の予防
・ノミダニ、マダニの予防、駆除
・定期的な健康診断や動物病院の受診
フレンチブルドッグの多くは運動不足から肥満になりがちです。肥満は内臓に多大なダメージを与えるだけでなく、足腰の関節にも負担が大きく様々な病気の原因になります。
上記の予防医療のために定期的に動物病院を受診することで、家族が見落としがちな病気や異変の早期発見につながります。また家族が気がついていないうちに肥満になっている場合もあるので、肥満予防にも効果があります。
フレンチブルドッグにいつまでも病気と無縁で元気に過ごしてもらうには適度な運動と良質な食事、病気の早期発見早期治療が何より効果的です。
フレンチブルドッグと暮らすうえで大切なことは、愛犬のことをきちんと把握することです。
具体的には下記です。
①適正体重を知っておく
②アレルギー源を知っておく
③先天性疾患を把握し、悪化を防ぐよう心がける
まず①は愛犬が生後1年を迎え身体的な発育が終わってから、動物病院で確認をしましょう。
フレンチブルドッグの体重の目安は5~10㎏前後です。適正体重は性別や骨格によってそれぞれの適正体重が異なるので、愛犬の骨格から算出された適正体重を獣医師に確認し家族が知っておくことが大切です。
今後は、ドッグフードの給与量の確認や健康状態の把握の都度この適正体重を目安にします。基本的には適正体重から大幅に増加することの無いよう肥満を予防しましょう。
次に②のアレルギーについてです。アレルギーの有無やどのような食材を避けるべきかは血液検査で確認することができます。動物病院で血液検査を受け、愛犬が避けるべき食べ物を事前に知っておくことで、辛いアレルギーの症状を避けることができます。
食物アレルギーの症状を完治させる方法はありませんが、発症を回避することはできます。
この検査結果を元に愛犬の毎日の食事やドッグフード、オヤツを選ぶよう心がけてゆきましょう。
最後に③の先天性疾患です。先天性疾患による病気の発症は予防や回避することは難しいものの、症状を悪化を防ぐ方法やもし発症した時の迅速な対処法を知っておくことができます。
先天性の疾患は生後間もない子犬の時点では見極めが難しく専門家や獣医師でも発見できないことも珍しくありません。愛犬の病気の早期発見、早期治療のためにもかかりつけ医を定期的に受診するよう心がけてゆきましょう。
2021.01.07(木)
ボストンテリア産まれました!
この両親のかけ合わせは前回とてもかわいい子ができまして元気に成長してくれています。
↓両親から生まれた子犬生後2か月半の時の動画です!お引渡しのころにはこんな感じのイメージです!