2020.09.26(土)
2匹、3匹と一緒に仲良く歩くパグの姿はなんとも言えないかわいらしさにあふれていますね!我が家にももう1匹パグを迎えたい、愛犬に家族を作ってあげたいと考えている方もいるのではないでしょうか?
でもこの時気になるには犬同士の相性です。もし仲良くなれなかったら?もし喧嘩が絶えなかったらと不安になるのは当然です。
今回はパグの多頭飼いについて詳しくご説明させていただきます。
犬の多頭飼いには様々な意見があります。もちろん多頭飼いには向き不向きがある上に、成功談も失敗談もあります。
パグの多頭飼いでは比較的成功談や微笑ましい笑い話の方が多く聞かれます。これはパグならではのおおらかな性格からでしょう。
パグの多頭飼いのメリットをいくつか挙げてみましょう。
〇遊び相手になってくれる
〇留守番中のさみしさや不安が解消できる
〇生活にメリハリができる
〇臆病な性格でもお互いのフォローし合える
日ごろ留守番時間が長いご家庭やなかなか十分な散歩時間が作れないと気にされている方、家に家族と愛犬とで過ごしていてもマンネリな生活リズムの中で愛犬が退屈そうと気になっている方は多頭飼いという解決策があることもぜひ考えてみてください。
犬は3歳を過ぎると子犬のころのようにじゃれ合ったり、無邪気に走りまわって遊ぶことが減り始めます。朝夕散歩に出かけてはいるものの、毎日同じ暮らしの繰り返しで気が付けば覇気のない時間が続いているのではないでしょうか?
このような暮らしに、新しくパグの子犬が加わると途端に生活は賑やかさにあふれます。家族はもちろん先住犬も子犬育てに追われ、一生懸命に暮らしのルールを教えようとしてくれます。
小さな子犬とじゃれ合い遊ぶことで、自分自身の気分転換やストレス発散になり、気が付けばただ寝ているだけの生活とは無縁になっているでしょう。
その上レジャーやドッグランでもたくさんのメリットを実感できます。一匹だけではなかなか思うように遊べなかった愛犬でも、多頭飼いなら2匹、3匹でじゃれ合い遊ぶことができます。
この役割はなかなか家族では代行できない特別な役割ですから、多頭飼いのメリットといえるでしょう。
周囲からは微笑ましく思えるパグの多頭飼いにももちろん多少のデメリットはあります。新しいパグを家族に迎える前にどんなデメリットがあるのかを知っておくと事前に家族で話し合い、解決策を見つけておくことができるでしょう。
パグの多頭飼いで起こりうるデメリットは
〇飼育費用が増える
〇お手入れの負担が増える
〇医療費が増える
〇抱っこや移動時の負担が増える
〇犬同士が分離不安になる場合がある
デメリットで一番のポイントはお金にまつわる部分です。毎日の食費や医療費、トリミング費用などは頭数分増加します。
かといって安易に安いドッグフードに切り替えてしまうと、皮膚トラブルや内臓疾患、アレルギーを起こすリスクが高まります。この点は事前に計算をして、無理なく捻出できるかどうかを考えておきましょう。
合わせて事前にしっかりと考えておくべきポイントは、移動の方法です。例えばマンションの場合、廊下やエレベーター内で犬は抱っこをしなければならないという規約が設けられていることもあるでしょう。この場合、たとえ大人でも1人で2匹、3匹のパグを一度に抱き上げることはできません。散歩は数回に分けて連れ出すことになります。
同様にキャリーバックでの移動も同様です。1匹であればバックやショルダータイプのキャリーバックで移動できていたものの、2匹、3匹となればペットカートなどが必要になります。ペットカートでは電車やバスなど公共交通機関に乗せることはできません。
パグの頭数が増えた後、具体的な移動の方法や散歩の分担やスケジュールなど無理なく生活を変えることができるかしっかりと考えてみましょう。
パグは温厚で社交的、遊び好きな性格ですから、基本的には多頭飼いに向いている犬種といえます。
ただ多頭飼いの相性は
〇性格
〇性別
〇年齢
〇生活環境
〇家族との関係性
など様々な要因で変化するので、必ずしも100%相性のいい相手と断言できることはありません。
ただ犬は本来群れで暮らす習性をもっているので、無暗に同居する相手を嫌ったり、攻撃することはありません。共に暮らし始めてしばらくの間はお互いに接し方に戸惑うこともありますが、徐々にちょうどよいと感じる距離感を作りだしてくれます。
パグの多頭飼いを始める時は、家族が無暗に仲良くすることを期待したり、片方だけを優先したり叱ったりと仲裁することはかえってパグ同士の相性を難しくしてしまいます。家族は一歩下がって様子をみるよう心がけましょう。
2020.09.26(土)
パグの短い被毛は冬になるとなんだか寒そうで不憫におもえてしまうという声や風邪をひいてしまわないか心配という方が少なくありません。
中には寒い季節になるとたびたびパグが鼻水を垂らしていて心配という方もいるでしょう。今回はパグのように短毛種な犬の寒さ対策について詳しくご説明させていただきます。
短毛種の犬はたびたびこのような質問が寄せられます。さらに冬は毎日洋服を着せるべき?と気になっている方もいるでしょう。
犬は本来自然界の寒暖に耐えうる体をもっています。もちろん被毛の構造や長さ、犬自身の年齢や体調によって寒さから受けるダメージは様々ですが、弱いというほどか弱い存在ではありません。
ただ犬は寒暖差にはとても弱いので注意が必要です。
寒暖差とは家族と過ごす温かく快適なリビングと散歩に出かけた時に感じる屋外の寒さのことです。室内の温度は冬でも25度前後に保たれ、暖房器具や床暖房、愛犬には専用のベッドなども用意されているでしょう。
家族に寄り添い眠ると設定室温よりもさらに温かさを感じています。
でもこの部屋から一歩屋外に出るとその気温は10度以下は当たり前です。早朝であればさらに気温は下がっています。この時の気温差は20度を超えることもあります。つまり部屋から一歩外に出るということは、一瞬で季節が春から冬に変わってしまうということです。
このような急激な温度変化は当然自然界では起こりえないことですから、パグが気温差にダメージを受け風邪を引いたり、咳や鼻水が出たり、もちろん散歩に出かけたくないとアピールするのも当然なことです。
特に高齢なパグにとってこの突然の寒暖差は心臓に負担がかかるので注意してあげましょう。
様々な理由からパグの外飼いを考える方もいるでしょう。しかしパグは外飼いに向く犬種ではありません。これはパグが短毛だからではありません。
パグの歴史をさかのぼってみると、パグの起源は中国の王宮にまでたどり着きます。パグは大変高貴な存在として時には海外との外交にまで用いられた歴史があります。
つまり屋外で番犬をするために輩出された犬ではありません。当然被毛や体の機能は外飼いに適した性質をしていません。
パグはチワワなどの他小型犬に比べ体形がどっしりとしていて、物事に動じない性格からつい外飼いでも問題ないのではないか、体が丈夫な犬ではないかと誤解されますが決してそうではないと理解しておきましょう。
日本でもほんの30年ほど前までは犬を外飼いすることが当たり前とされていました。そのため犬を室内飼育することは甘え、過保護という意見もまだまだたくさんあります。しかし当時屋外で飼われたいた犬の多くは日本犬など元来屋外で番犬として暮らす犬達です。
被毛は2層構造で寒さに強く、忍耐強く独立心の強い性格で、敵を見つけた時はその強靭な体で追い払うことも厭いません。
高貴な方々に可愛がられ、王宮で暮らすパグとは全くの別種であることがわります。
パグは寒さに弱いから、体が弱いから外飼いに向いていないのではなく、もともと外飼いすべき犬ではありません。
パグがどんなに寒暖差に弱いからといって毎日の散歩を控えることは解決策にはなりません。好奇心旺盛で遊び好きなパグにとって毎日の散歩はとても大切な時間です。
パグにオススメの寒さ対策は
・屋外に出るときは洋服を着せる
・室内ではペット用ヒーターを使う
・天気のいい日は日向ぼっこを十分にさせる
これからはの寒い季節は家族が外出時に上着を着る期間は愛犬にも上着を着せてあげましょう。寒暖差から体を守るための上着ですから通気性の低い、保温効果のある素材がオススメです。
散歩やドッグランなどで愛犬が外気の温度になれ、活発に動きまわるようになったら都度上着は脱がせてあげましょう。
室内ではベッドやマットなどと一緒にペット用ヒーターをおいておくと安心です。エアコンの温かい風は自然と天井付近に集まってしまい、パグが過ごす床付近は想像以上に温度が低くなっています。高齢の愛犬にはこの冷たい床付近の室温も体へのダメージになります。
ペット用ヒーターはペットの安全を考え電源コード部分の補強や丸洗いできる素材など様々な工夫がされています。人間用に比べ若干高額ですが、購入後は何年に繰り返し利用できるので必ずペット専用製品を用いましょう。
昔ながらの方法ですが、寒い季節だからこそ日向ぼっこをたくさんしたり、暖かい時間帯に散歩に出かけたりという習慣を心掛けましょう。この方法は手軽にできるうえ、全身に太陽を浴び新陳代謝が向上したり、皮膚トラブルの予防にもつながります。
愛犬と一緒に出掛けることで家族の健康増進にもつながります。
寒い日は室内にこもりがちになってしまうものですが、ぜひ積極的にパグとのお出かけの時間を作ってゆきましょう。
2020.09.25(金)
毛が短いからお手入れが楽!と思っていたものの、実際は想像以上にひどい抜け毛に悩まされていませんか?短毛の犬種は、たいていの方が抜け毛がないと思ったり、抜け毛に悩まされるなんて思ってもいなかったと口にされます。
でも実際には、犬の抜け毛は被毛の長さにかかわらず起こります。比較的抜け毛が少ない、ほとんど抜けていないのではと思えるのはプードルやマルチーズの様な犬種ですが、これらの犬種は抜け落ちない代わりに毎月のトリミングが必須です。
パグは毛玉やもつれといった繊細なブラッシングが必要ないうえにシャンプーも自宅で簡単に済ませることができます。ひどいと感じる抜け毛も効果的な対策を知ることで乗り越えることができるのでご安心を。
パグとの暮らしでは、床に舞い散る抜け毛、抱っこした時に家族の洋服に大量につく抜け毛、一緒に寝ている寝具、車の中など様々な場面でひどい抜け毛を痛感しますね。
パグの被毛は短い固い毛質で、洋服などの繊維に突き刺さるように付着します。そのため手で簡単に祓うことができず、なおさら悩まされますね。
パグに限らず定期的な被毛のカットが必要ない犬種は一年を通じて常に抜け毛があります。これは被毛が一定の長さに到達すると自然と抜け落ち、生え変わるサイクルだからです。人間も同じサイクルで髪の毛が生え変わりますが、人間の場合は抜け落ちるまでの期間が数年単位と長く、パグは人間に比べサイクルが短いので、あまりに抜け毛が多い、ひどいと感じがちです。
抜け毛の原因は上記のような健康的な生理現象だけでなく
・ブラッシングが不十分
・アレルギー
・皮膚疾患
・加齢
などもあります。残念ながら抜け毛を減らす方法はないので、抜け毛が気にならなくなる対策を講じてゆきましょう。
犬には年に2回の換毛期と呼ばれる季節があります。この時期、季節に合わせた被毛に生え変わるので、不要になった被毛が一気に抜け落ち、日ごろよりも抜け毛が多いと感じます。
春に抜ける抜け毛は、冬の寒さを乗り切るために生えていた保温性の高い、綿毛状の被毛です。秋に抜ける被毛は、細くて堅い毛質で通気性が高く、暑い夏を快適に過ごすための被毛です。この被毛の生え変わりは私達人間が季節によって衣類を変える衣替えに似ています。
また春と秋という時期は犬の繁殖期でもあり、新陳代謝が向上したり、発情期があったりと身体的な変化も起こるので、抜け毛も仕方がないと理解してあげましょう。
パグの抜け毛の原因やそのサイクルは分かったものの、何より知りたいことは、どうすればひどい抜け毛問題を解決できるのかということですね。
パグの抜け毛対策に自宅でできる簡単な方法は
・ブラッシング
・シャンプー
・洋服
です。それぞれについて詳しくご説明させていただきます。
パグのように短毛の犬のブラッシングには、ゴム製のラバーブラシがオススメです。手のひらに収まるほどのサイズで、ゴムのタワシと思うとイメージが湧きやすいでしょう。
ペットショップやネット通販で1000円前後で購入できます。購入時は自身の手のサイズに合わせ持ちやすいことや使いやすいことを目安に選びましょう。
このラバーブラシはパグの被毛の流れを気にせずに全身をブラッシングできます。被毛を根元から立ち上がらせる、皮膚をマッサージする要領でブラッシングを行うと、スムーズに抜け毛を取り除くことができます。
この時、市販のブラッシングスプレーを併用すると、抜け毛が周囲に飛び散らないうえに愛犬の臭い対策にもつながります。
ブラッシングをするときは背中はもちろん
・首回り
・脇腹
・尻尾の付け根
・太もも
などの箇所もしっかりとブラッシングをしましょう。実はこの箇所は抜け毛が抜け落ちずにたまりやすい箇所で、ブラッシングが不十分なことが目立ちます。抜け毛の多い箇所をピンポイントでお手入れするだけで各段に仕上がりに差が現れます。
自宅でパグをシャンプーするときは、体をシャワーで湿らす前とドライヤーの最中にもラバーブラシを活用しましょう。
実はシャワーで湿らす前のラバーブラシは抜け毛対策に効果的で、トリミングショップでも行う手法です。この方法はとての簡単でシャワーの直前に全身をブラッシングするだけです。
この一手間を加えることで、シャンプー前に余分な抜け毛を取り除くことができ、シャンプーやトリートメントの効果が皮膚に届きやすくなります。もちろんシャンプーの時短にもつながります。
ドライヤー中も同様で風で被毛を立ち上げながらブラシを併用することで、確実に抜け毛を取り除くことができます。簡単な方法ですので、ぜひ取り入れてみてください。
愛犬とのお出かけ、ドライブ、愛犬とカフェへと楽しみたい時、愛犬の抜け毛が気になりますね。こんな時は、薄手の洋服を1枚着せておくだけで確実な抜け毛対策につながります。
洋服を着せておけば抱っこをした後に家族の洋服に抜け毛が大量に付着する心配もありません。飲食店で愛犬が身震いをして周囲に抜け毛が舞い飛ぶ心配もいりません。
その上、オシャレに見えるのですから、ぜひこの方法もお試しを。
2020.09.25(金)
なんとなく愛犬の臭いが気になるということはありませんか?パグには実は特有の体臭があります。
パグは皮脂分泌量の多い体質で特有の体臭もそのためです。さらには顔のシワや大きく開く口も気になる臭いの原因です。
今回はパグならではの気になる臭いの原因と対策に注目してみましょう。
パグの臭いの原因は何?体臭は体質と理解する
パグを抱っこした時や一緒に寝ている時、ふと傍に寄ってきたときなど、なんとなく体臭が気になることがありませんか?実はパグには特有の体臭があります。この体臭は子犬の時、高齢になってからは特に強くなり、成犬期は比較的薄まる傾向があります。とはいってもまるで無臭になるわけではなく臭いに敏感な方であれば気になる問題でしょう。
パグの体臭が気になる場合は
・ブラッシングスプレーを使って週に数回ブラッシングをする
・月に1度を目安にシャンプーをする
・ドッグフードを変える
・パグが使用するベッドやマットをこまめに洗う
などの対策が効果的です。体臭はそれぞれの体質なので、
ブラッシングスプレーや犬用コロン、もちろんシャンプーでも完全に消し去ることはできません。これらの製品の効果はごく一時的なものです。強い効果や長い持続期間を期待し香料の強い製品を使用すると、パグは自分以外の臭いにストレスを募らせてしまうので注意しましょう。
パグの臭いの原因は実は口臭!デンタルケアを念入りに
犬にも歯磨きやデンタルケアが必要と聞き驚かれる方もいるでしょう。実は犬の口内トラブルは現代病ともいわれ、今やすべての犬達がかかえる深刻な問題です。
歯垢や歯石が付着し口内トラブルが起こると雑菌が増殖し、強い口臭を発します。中には症状が進行し、内臓にまでダメージが広がり、体の中から悪臭が発生しているケースもあります。
パグの体臭が気になる、シャンプーをしてもなかなか臭いが消えないと気になっている方は、本当に体臭なのか?それとも口臭なのか?を見極める必要があります。気になる臭いの原因が口臭であれば、放置せずにすぐに動物病院で処置をしてあげましょう。
口臭や口内トラブルは自然治癒するものではなく、毎日少しずつ症状が進行しています。早期発見で早期に改善策を講じてゆけば、高額な費用がかかる治療を避けることもできます。
口臭や口内トラブルのチェック方法は
・口の中から強い臭いがする
・息が臭い
・歯の根元が茶色や緑に変色している
・歯の根元や表面に固い石状の塊が付着しいている
・歯がぐらついている
・歯茎が変色したり、腫れたりしている
・口や口元に触れようとすると愛犬が激しく嫌がる、逃げる
このような場合、口内トラブルが起きているサインです。自宅ケアで改善を目指せるのか、動物病院で専門的な治療が必要になるのか動物病院を受診し相談しましょう。
口内ケアは意外に簡単!
犬の口内ケアは様々な方法があり、決して難しいものばかりではないのでご安心を。
例えば
・歯ブラシ
・飲み水に混ぜるだけの液体
・歯に滴下するシロップ
・オモチャに塗布する液体
・噛むだけでOKのオモチャ
など忙しい毎日や犬との暮らしにまだ慣れないという方でも簡単に習慣化できます。本来であれば人間同様に毎食後の歯磨きが一番理想的で確実な方法ですが、実際に毎日習慣化するのは家族にも愛犬にもストレスになるでしょう。そのような場合は、飲み水に混ぜるだけという方法がオススメです。
口内ケアを習慣化し、徐々に口内環境が改善されると、気になる口臭の改善にもつながります。一番負担が少ない、無理なく続けられると感じる方法でまずは始めてみましょう。
パグの臭いの原因は顔のシワにあった!
実はパグの気になる臭いの原因は深くたるんだパグ特有の顔のシワも原因の1つです。シワを軽くめくり中を見てみると、ホコリやベタツキがあります。これは皮脂分泌量の多い体質なうえ、皮膚が重なり通気性が悪い箇所に雑菌やホコリがたまっているからです。
中にはシワの間にニキビのような症状があったり、脱毛や皮膚炎が起こっている場合もあるでしょう。
また自宅でシャンプーをしたときに、シワの中に水分が残ってしまい、カビの原因になっていることもあります。
パグのシワは綿棒や専用のスキンケアローションで丁寧に汚れを拭き取ってあげると臭い対策に効果的です。自宅シャンプーの後も面部で内部の水分を拭き取っておくと、悪臭予防につながります。
パグのシワはパグのチャームポイントですが
思わぬ悪臭の原因にもなるので、週に数回はお手入れをしてあげましょう。
パグの気になる臭い対策には原因究明が効果的
パグとの暮らしの中で、特有の臭いが気になる場合は、まず臭いの原因を考えてあげましょう。臭いの原因がわかれば効果的で確実な対策を講じることができます。
また原因不明な臭いが病気のサインということもあるので、気になる場合は動物病院を受診しましょう。
2020.09.24(木)
パグのくしゃみが気になるというご相談がたびたび寄せられます。犬は人間に比べ嗅覚が敏感なうえ、気になる物や臭いを見つけるとまず臭いを嗅いで確かめるので、時には連続したくしゃみをすることもあります。実は犬は意外にくしゃみをすることが多いので、必ずしも病気を疑う必要はありません。
でも症状によっては動物病院の受診が必要になる場合もあるので、今回はパグのくしゃみに注目してみましょう。
犬は優れた嗅覚で対象物を確認する習性があります。散歩中に熱心に臭いを嗅ぐのはそのためです。私達が気になる物をじっと見つめたり、いろいろと調べることと同じ行動です。
でも時には、おもわず嗅いだ臭いがとてもしげきが強かったり、顔を近づけた瞬間に粉末が飛び散ったりということもあって、鼻や鼻腔内を刺激されることもあります。
こんな時、なんども連続してくしゃみが出てしまい、なんだか戸惑ったような様子を見せるでしょう。
臭いを嗅ぐことを制限すると、パグにとっては気になる物の正体がつかめずなんだかモヤモヤした気持ちが募ります。一時的な刺激によるくしゃみは病気や風邪ではないのでご心配はいりません。
実は犬達も人間同様に春先は花粉症を発症することが明らかになっています。犬の花粉症の症状も人間の症状とまるで同じでくしゃみ、鼻水、涙がしばらく続きます。残念ながら特効薬となる治療法がない点も人間と同じで、散歩はもちろん換気のために開けた窓、外出から戻った家族の服に付着した花粉でも症状が起こります。
春先に愛犬がくしゃみや鼻水、涙などの症状を見せる場合は、花粉症の可能性も考えられます。ただパグの場合、目の不快感から足先で目を掻いてしまうことがあります。パグの大きな瞳は足先や爪が触れることで小さな傷ができてしまう場合もあるので注意しましょう。
花粉症が気になる場合は
・爪を短く切る
・シャンプーやブラッシングをする
・散歩は茂みや花粉の多い場所を避ける
などの対策で乗り切りましょう
また花粉以外の物質が原因でアレルギーが起こる場合もあります。食べ物はもちろんハウスダストや公園に散布された除草剤などその原因は様々です。
愛犬がなんどもくしゃみをする、息遣いが苦しそう、様子がおかしいと気になる場合は動物病院を受診しましょう。動物病院では少量の血液を採取し、検査を行うことでアレルギーの原因を突き止めることができます。辛い症状の原因を突き止めることができれば、愛犬にあった対処法を講じることができ安心です。
実はパグのように鼻が短い犬種の中には、相手の自己主張をしたい時、家族に自分の方を向いて欲しい、家族に催促をしたい、家族にプレッシャーをかけたい時にくしゃみをする犬がいます。
このようなくしゃみも病気ではないのでご安心を。
吠える、威嚇するのではなくくしゃみをすることで、自分なりのアピールをしているにすぎません。もちろんこのくしゃみはわざとではなく、癖に近いものなので、愛犬の個性と捉え笑って受け止めてあげましょう。
例えば
・食事を待っているとき
・散歩に出かけるとき
・仲良しの犬友達に会ったとき
・家族の関心が他に向いているとき
などに軽いくしゃみをするときがあります。ただパグのくしゃみは音だけでなく、鼻水やしずくも一緒に飛び散るので、たとえ大切な愛犬であってもちょっと気になるということはありますね。
パグが逆くしゃみと呼ばれる激しい呼吸をすることがある、このまま息が止まってしまうのではと不安になるというご相談もあります。
この症状は小型犬や鼻の短い犬種によくみられる症状で、喉の奥にある弁が誤作動を起こし一時的に気管と食道の両方の出入り口をふさいでしまうことで起こります。
空気の出入り口がふさがれたことで、当然犬は呼吸ができない状態になり、息苦しく激しいくしゃみのような呼吸を繰り返します。
この症状はたいていの場合数秒~数十秒で自然と改善し、パグも何事もなかったかのように活動を再開します。しかし中にはあまりに時間が長かったり、その後もしばらく茫然としてしまうパグもいます。
この問題を解決する対策は外科手術で改善することは可能ですが、手術は大変リスクが高く一般的には推奨されて得いません。
一般的な対策としては
・愛犬を落ち着かせる
・立ち止まり、落ち着かせる
・散歩中であればリードを短く持ち、愛犬が動き回らないようにする
などの方法があります。少しでも早く改善してあげたいと考え、愛犬を無理に抱き上げたり、押さえつけることはかえって逆効果を招く対策となるので控えましょう。
愛犬なりの方法で体を動かしたり、息を吸うことで自然と症状が治まります。あまりに症状が重い、回数が多い、日常生活に支障が出る場合は動物病院を受診し、どんな対策をとるべきか具体的に指導を受けましょう。