2020.12.08(火)
重量感のある体形とおおらかな性格でなんとなくフレンチブルドッグは丈夫な犬、病気とは無縁な犬と思ってしまいがちですね。でも実はフレンチブルドッグはとてもデリケートな面ももっています。
その1つが皮膚です。短毛でお手入れがしやすいというメリットもありますが、やや敏感肌なことも多く日ごろから皮膚の様子をチェックしたり、不調が気になるときは適切な対策が欠かせません。
今回はフレンチブルドッグと暮らす上で欠かせない、皮膚弱い犬だからこその対策に注目してゆきましょう。
愛犬を撫でた時、ふと異変に気がつくことがありますね。皮膚のトラブルにいち早く気がついてあげることができるのも短毛種ならではのメリットです。
中でも多い症状は赤くポコポコとした湿疹です。まるでニキビのような異変に病気かなと不安を感じることがあります。
フレンチブルドッグのように短毛の犬種は、皮膚を外的な刺激から保護するために常に皮脂が多めに噴出され続けています。この皮脂が保護膜の役割を果たし皮膚を守ってくれているものの、皮脂に汚れが付着し雑菌増殖や悪臭など皮膚トラブルを招く場合もあります。
フレンチブルドッグによくみられる赤いポコポコとしたニキビ状の症状もこの皮脂が原因な場合があります。
ただ皮膚トラブルは一過性で自然治癒するものもあれば、次第に症状の範囲が広がりかゆみや痛みを伴うようになる場合もあります。
なかなか家族が外見からその違いを判断することはできないので、異変に気がついた時は念のため動物病院を受診しましょう。
一般的にフレンチブルドッグは皮膚が弱いといわれています。ただ弱いという解釈には様々な意味や程度があり日常生活に支障が出るほどではありません。
フレンチブルドッグのように短毛な犬種は、たとえ小さな湿疹1つでも飼い主が早期に発見できる場合が多く、長毛犬種よりも目が行き届くことも皮膚が弱いといわれる理由の1つです。
フレンチブルドッグの皮膚病を起こす原因の代表的なものは下記です。
・食物アレルギー
・乾燥肌
・先天性体質
・カビやダニ
・除草剤
・加齢
体質に合わないドッグフードを与えることで食物アレルギーが起こることはフレンチブルドッグに限ったことではありません。
また体臭が気になると必要以上の頻度でシャンプーをしてしまうと皮膚が過度な乾燥状態になりかゆみや湿疹ができる場合もあります。
散歩やアウトドア先で除草剤の撒かれた茂みひ入り込んで一時的に皮膚トラブルが起こることもあります。
子犬はアカラスや真菌など伝染性のある皮膚病をわずらう場合もあります。
また当初は一過性の擦り傷や皮膚トラブルだったものの、かゆみや不快感から掻きむしってしまい二次的症状につながる場合も少なくありません。フレンチブルドッグは力が強いうえに、短毛種なので自分の爪先で体を掻くと傷ができてしまうこともあります。
皮膚トラブルは原因としっかりと見つけ、原因にあった対処法を講じることが何よりです。
治療や対策が遅れ症状が広がると治療が長期にわたる上、愛犬にも想像以上のストレスがかかります。些細な異変でも気がついた時は早急に動物病院を受診しましょう。
フレンチブルドッグが皮膚病になってしまった時は必ず動物病院で伝染性の有無を確認してください。もし伝染性のある皮膚病であった場合は下記の対策を講じましょう。
・同居犬がいる場合はお互いが接触しないように生活空間を分け隔離する
・愛犬のベッドたタオル、洋服など病原菌の付着が考えられる物をすべて洗浄、消毒しニ次感染や菌の再付着を予防する
・獣医師の指導の下適切な治療を行う
・トリミングやペットホテルの利用は控える
・ドッグランなど他犬と接触する可能性のある場所へは出向かない
次に愛犬のストレスを少しでも軽減するための対策は下記です。
・獣医師の指示通りの治療を行う
・かゆみがある場合や洋服やエリザベスカラーを着用し患部を保護する
・体温の上昇はかゆみを悪化させるので過度な運動を避ける
・愛犬が気持ちをまぎらわすことができるようにガムや噛み応えのあるオモチャを与える
動物病院では血液検査や皮膚組織の検査を通じて皮膚病の原因を特定することができます。
愛犬の皮膚病の原因が食事のある場合は獣医師の指導の下で原因となる食べ物を除去する食生活に改善しましょう。食生活の改善による効果が表れるまでは辛い症状の緩和のための治療も並行して行ってゆきましょう。
皮膚病の症状は目に付きやすい部位だけでなく耳の内部や内股、お腹、肛門付近など皮膚が柔らかく露出した部位にも表れます。
日ごろ愛犬を撫でるときや抱っこするときにこのような部位も意識して触れたり、目を向け皮膚トラブルの兆候がないか確認しておくと安心です。
2020.12.07(月)
暑い季節が近づくと毎年熱中症の話題が増えてゆきますが、実は犬達も熱中症と無縁ではありません。特にフレンチブルドッグのように鼻が短い顔立ちの犬達は他犬に比べ体温が上がりやすく熱中症の危険も多いと知っておいてください。
熱中症は些細な油断さえも命の危険につながるので、毎年念入りな対策を講じて乗り切りましょう。
今回はフレンチブルドッグのための熱中症対策に注目してゆきましょう。
フレンチブルドッグを熱中症から守るためには、十分な予防ともし起こってしまった時の迅速な対処が効果的です。
まず愛犬を熱中症から守るためには下記の点を守ってゆきましょう。
・朝夕の散歩は日昇日没前後2時間が目安
・ドライヤーは短時間
・留守番中もエアコン稼働
・熱帯夜対策
熱中症と聞くと炎天下や高温で締め切った室内で長時間過ごした結果と考えてしまいがちですが、犬の場合は朝夕の短時間の散歩でさえも熱中症を引き起こすことがあります。
春~夏にかけ日差しの強さを感じる時期、アスファルトの温度は体感気温から20度以上も高温になることがあります。天気予報で気温25度といわれた日、愛犬が裸足で歩くアスファルトの表面温度は軽く50度を超えています。
その上、犬達は地面の至近距離を歩くのですからアスファルトの反射熱を全身で浴びています。いつもの散歩道をゆっくり一周しただけでも愛犬の体温が上がり、呼吸は早く浅くなり熱中症の兆候が表れることがあります。
他にも自宅シャンプー後のドライヤーや留守番中の室内、夜になりエアコンを切ったリビングも想像以上の暑さになります。
フレンチブルドッグとの暮らしではこのような点を意識し、十分な予防対策を講じてゆきましょう。
併せて冷凍庫には保冷剤などを常備しもし愛犬が熱中症の症状を起こしかけていたら過ごすに冷却できるよう備えておくと安心です。
暑い季節は散歩を優先すべきかそれとも熱中症予防のために控えるべきかと判断に迷いますね。
フレンチブルドッグのように活発で社交的、好奇心旺盛な犬種にとって散歩を控えることはストレスや運動不足の原因になるので好ましいことではありません。
暑い季節の散歩は下記の方法で頻度を調整してゆきましょう。
・散歩は日昇前に済ませる
・日没後2時間程度経過し気温が下がってから出かける
・日中の外出や散歩は必要最低限の短時間で済ませる
・散歩中は日陰や風通しの居場所を選び歩く
・激しい運動、長時間の運動、興奮するような運動や場面を避ける
暑い時期の散歩は朝夕2回の長時間ではなく、短時間複数回に切り替えてゆきましょう。アスファルトの道を避け芝生や日陰を選ぶ歩くことも忘れずに。
散歩はきちんと毎日同じ時間で同じ道を歩いているというご家庭も多いのではないでしょうか?でも散歩の時間やルートを変えることは、決して悪いことではありません。
時間やルートが代われば顔を合わせる犬や人が一変し、周囲の環境もまるで違ったものに感じられます。愛犬にとっても新しい発見があり、気分転換や好奇心を満たす効果も期待できます。
これからの散歩は愛犬のためには季節や体調に合わせてアレンジを加えてゆきましょう。
もし愛犬の下記の症状がみられたら熱中症の可能性があるのですぐに涼しい場所で休ませ体温の上昇を防いであげましょう。症状が改善しない、さらに悪化する場合はすぐに最寄りの動物病院を受診し早急な処置を施しましょう。
・舌が大きく出ている、垂れさがったまま
・呼吸が浅く早い
・目の表情がうつろ
・ふらつき
・座り込んでしまい立ち上がらない、歩かない
・嘔吐
・突然の排尿
・痙攣
・ぐったりとしている
熱中症は対処が遅れると命の危険につながります。毎日の生活はもちろんお出かけや旅行に愛犬を連れてゆくときは、立ち寄り先の最寄りの動物病院の場所や連絡先を常備しておくと安心です。
フレンチブルドッグの苦手な夏を乗り切り熱中症を避けるためにオススメのグッズをご紹介させていただきます。
〇ホレイベスト-ワン-
氷点下の温度を長時間維持できるように複数の化学成分を調合した特殊な保冷剤をセットし着用するクールベストです。お出かけの強い味方になること間違いなしです。
〇愛犬用アイスノン レギュラーサイズ
凍らないやわらかくフラットな仕様で快適です。リバーシブルの専用カバー付きで室内はもちろんお出かけ時の車内やカートやキャリーなど様々なシーンで活躍してくれます。保冷剤本体を3時間冷凍庫で冷却すると3-5時間冷たさ持続します。
〇ケージ/クレート クーリング ファン
クレートやケージ、キャリーの扉にひっかけ、コンセントを使わないため外出先や車の中など、場所を限定することなくさまざまな場所で使用できます。
熱中症のリスクは年齢や体形、体調によっても異なります。毎年愛犬の様子や暮らし方を見ながら熱中症対策を万全に講じてゆきましょう。
2020.12.06(日)
フレンチブルドッグと暮らし始め、想像以上に抜け毛がひどくて驚いたという方もいるのではないでしょうか?犬には抜け毛がほとんどないタイプと毎日ひどいと感じるほどに抜けるタイプとがいます。フレンチブルドッグは後者に当てはまるタイプです。
抜け毛がほとんどない犬種が羨ましいと思うこともありますがこのタイプの犬は毎月数千円~1万円近いトリミング費用がかかります。
でも、ひどいと感じるフレンチブルドッグの抜け毛もおうちでお手入れのコツさえ覚えてしまえば簡単に解消できます!今回は効果的な抜け毛対策法をご紹介させていただきます。
フレンチブルドッグのように短毛の犬種を選んだ理由はお手入れが簡単だから、トリミングが不要だからという方も多いでしょう。でもお手入れの簡単さと抜け毛の量とは比例しません。
お手入れが簡単という意味は毎日のブラッシングや毛玉処理、定期的なカットが必要ないということです。
フレンチブルドッグのように短毛の犬種は、被毛が一定のサイクルで抜け落ち生え変わります。このサイクルが短い犬は抜け毛が多いといわれ、このサイクルが数年単位と長い犬種は定期的なカットで必要です。
ひどいと感じるほどのフレンチブルドッグの抜け毛の原因は下記です。
・換毛期
・抜け毛が抜け残っている
・アレルギーや皮膚トラブル
・加齢
愛犬にかゆみや赤み、脱毛などが見られない場合はまずは抜け毛が飛散する前にブラシで取り除くという対策がおすすめです。もし愛犬の抜け毛以外の症状がみられる時は動物病院を受診しましょう。
犬には春と秋の2回換毛期と呼ばれる抜け毛が増える時期があります。換毛期とは季節の移り変りに合わせ被毛が抜け変わる習性のことです。
フレンチブルドッグのように短毛な犬種では生え変わりの違いがわかりにくいですが、日本犬のように被毛が2層になっている犬では明確に毛質や毛量の違いが判ります。
この時期、発情や出産、食欲の変化など犬の体に様々な変化も起こります。換毛期が定期的に訪れるということは愛犬が自然の摂理に沿って健康的に過ごせているという証でもあります。
ただ最近は快適な室内で暮らし、夏は涼しく冬は暖かいという自然界とは真逆の生活環境から、明確な換毛期がない犬や年間を通じて被毛が抜け変わり犬も珍しくありません。これは病気というほどの問題ではありませんのでご心配ご無用です。
春と秋は日頃よりも抜け毛が多くなるので、この時期にだけトリミングショップでプロトリマーにお手入れを依頼すると気になる抜け毛をスッキリと取り除くことができます。
フレンチブルドッグのトリミング費用の目安は4000前後です。シャンプーはもちろん爪切り、耳掃除、肛門腺絞りなども合わせてお手入れを済ませてもらえるので気軽に利用してみてください。
まずは愛犬の体に抜け残っている抜け毛をスッキリと取り除いてゆきましょう。抜け毛対策の方法には月に1度のシャンプーとこまめなブラッシングが効果的です。
フレンチブルドッグの皮膚はとてもデリケートなのでシャンプーは月に1回が目安です。シャンプーをするときは、シャワーヘッドを愛犬に体に密着させ体の表面を滑らせるように移動させると水流が抜け毛を浮かび上がらせてくれます。
ブラッシングは下記の部位も忘れずにブラシを行き届かせるとより効果的です。
・首周り
・わきの下
・脇腹
・尾の付け根
ブラッシングと聞くと背中にばかり集中してしまいがちですが、抜け毛が抜け残っているのは上記の部位です。日ごろ稼働数が多く、摩擦が起こりやすい部位です。この部分に自然と抜け毛が集まってしまうので念入りにブラシを行き届かせましょう。
ブラッシングにおすすめのアイテムは下記です。
・ラバーブラシ
・ブラッシングスプレー
ラバーブラシとはゴム製の柔らかいブラシです。柔らかい感触で犬が嫌がることもなく全身を適度に刺激してくれるので新陳代謝の向上や血流改善の効果も期待できます。
ラバーブラシは被毛の向きに逆らうように撫でるとより効果的です。
フレンチブルドッグの被毛は短く固い毛質なので、ブラッシングスプレーであらかじめ被毛を湿らせてからラバーブラシで全身をマッサージするようにブラッシングをするとスッキリと取り除くことができます。
抜け毛が飛散したり、家族の洋服や一緒に寝ている寝具に付着する前にブラシで取り除いてしまえば効果覿面です。
お出かけや夜は洋服を上手に活用
車でお出かけをしたり、夜は一緒の寝具で眠ったりという場面でも何かと抜け毛が気になります。特に外出先で愛犬を抱き上げた後に洋服に大量に付着してしまった抜け毛は本当に困りものです。
犬の抜け毛を完全に取り去ることはできないのでこのような場面では洋服を上手に活用しましょう。夜はパジャマ代わりに薄手の洋服を着せると被毛が寝具に付着することを予防できます。
フレンチブルドッグはオシャレ上手な犬としても有名ですから、抜け毛対策も兼ねてぜひオシャレを楽しんでみてください。
2020.12.04(金)
短毛でお手入れが楽だと思ったから、アンバランスな体形がかわいいから、つぶれた顔立ちが好きだからなどフレンチブルドッグを家族に迎える理由は様々ですね。
でも実際に家族に迎えた後で、なんだか犬特有の臭いが気になるとお困りではありませんか?フレンチブルドッグは短毛であるだけであって、お手入れが不要という訳ではありません。
愛犬特有の体臭が気になる時はお手入れの方法を見直すと効果的です。今回はフレンチブルドッグの体臭の原因と対策を詳しくご説明させていただきます。
フレンチブルドッグの臭いの原因は皮脂と皮脂についた汚れです。フレンチブルドッグのように短毛の犬種は、長毛の犬種に比べ皮膚が外的ダメージを受けるリスクが高い傾向があります。
そのため皮脂を分泌することで皮膚表面に保護膜を作ったり、潤いを保ち続ける仕組みをもっています。フレンチブルドッグの体に触れた時なんだかしっとりとした感触を覚えるのはそのためです。パサついた乾いた感覚はほぼ無いでしょう。
でもこの皮脂は汚れを吸着しやすい性質なうえ、体質や年齢によって時には必要以上に多く分泌されてしまう場合もあります。余分に分泌された皮脂に汚れがついたり、皮脂が劣化することで気になる臭いへと変わってしまうのです。
またフレンチブルドッグの垂れた耳は通気性が悪く内部で雑菌が増殖しやすい条件が揃っています。そのため多くのフレンチブルドッグは慢性的な外耳炎や耳のトラブルに悩まされることがあります。この外耳炎も強い悪臭を放つ症状があるので臭いの原因にもなっています。
他にも臭いの原因となるのは下記があります。
・加齢
・口内トラブル
・排泄物いよる汚れ
・愛犬のベッドやマットからの臭いうつり
愛犬の臭いが気になるときはまず体のどの部分から臭いが発せられているかを確かめてみてください。
フレンチブルドッグの臭い対策で一番確実な方法は月に1度程度のシャンプーです。余分な皮脂や皮脂についた汚れをしっかりと洗い流し、抜け毛を取り除くことで皮膚、被毛の状態が改善され臭いの軽減につながります。
シャンプーからドライヤーの乾燥まで自宅でも30分ほどで終わるので、ぜひ挑戦してみてください。
自宅でシャンプーをするときのポイントは下記です。
・犬専用低刺激シャンプーを使用する
・ドライヤーで全身をしっかりと乾かす
・耳や目にシャンプーが入らないよう注意する
・愛犬に無理強いをせずに徐々に慣らしてゆく
シャンプーを泡立てるときは愛犬の皮膚を優しくマッサージする要領で行うと被毛の根元にまでシャンプーが行きわたります。またドライヤーはたとえ短毛種であっても不可欠です。
生乾きのままで終えてしまうとシャンプー後に雑菌の増殖が起き皮膚トラブルや悪臭の原因になることがあります。ドライヤーを短時間で終えるためには直前のタオルドライを念入りに済ませておくと効果的です。
どんなに臭いが気になる場合でもシャンプーの頻度は月に1回が目安です。冬や乾燥が気になる季節はさらに頻度を下げ2、3か月の1回でも十分です。
過度に洗いすぎてしまうと、本来皮膚に残るべき量の皮脂まで洗い流してしまい皮膚トラブルや乾燥を招く場合があるので注意しましょう。
愛犬を抱っこした時、一緒に布団で寝起きしている時、車に乗せるとき不意に漂う愛犬の臭いが気になるものですね。かといってすぐにシャンプーをすることもできないという場合におすすめの商品をご紹介させていただきます。
〇 A.P.D.C. ウォータレスシャンプー
泡を被毛や皮膚になじませて、軽くマッサージ。後はタオルで拭き取るだけ。洗い流す必要のない手軽なシャンプーです。
〇 ラファンシーズ ブラッシュアップコンディショナー
犬・猫の被毛を化学的に検証し、最高の仕上がりと最高の優しさを実現したケアブランド「ラファンシーズ」のブラッシングスプレーです。
どの商品のラバーブラシ(ゴム製ブラシ)と同時使うとより効果的です。ブラッシングと同時に使用することで被毛の根元にまで液剤が浸透し、気になる汚れや抜け毛をスッキリと取り除くことができます。
似通った商品で犬用ウエットティッシュも多数販売されていますが、このタイプの製品は体の表面についた汚れを拭き取るためのものです。皮膚、被毛の根元になる皮脂や汚れにまでは行き届かないので用途に応じて使い分けましょう。
また製品によって強い残り香があるものもありますが、犬にとって自分の体臭以外の臭いが体から発せられることは相当なストレスです。
愛犬の臭いが気になる時は、臭いの原因を取り去ることを考え、臭いを添加すべきではないと覚えておいてください。
なかなか気になる臭いが解消されない場合、毎日の食事が原因となっている場合もあります。油分や動物性タンパク質の配合量が高いドッグフードを食べている場合、皮脂の過剰分泌が起き体臭が強くなる場合があります。
体臭改善にドッグフードを別銘柄に切り替えることも解決策の1つとして考えてみてください。
2020.12.03(木)
フレンチブルドッグはほとんど鳴かない、鳴いても大きな声はでないといわれ家族に迎えたものの、実際にはたびたび大きな声で鳴いてしまう愛犬にお困りではありませんか?
フレンチブルドッグはとても賢い犬種なので、たとえ鳴いている場合でも無暗に騒いでいるわけではありません。必ず愛犬なりの正当な理由があります。
愛犬のうるさい鳴き声問題を解決するためには、なぜ愛犬が鳴いてしまうのかを分析し、未然に防ぐしつけを講じてゆきましょう。
フレンチブルドッグがうるさく鳴いて困っているという飼い主さんからのご相談には、まずどんな場面で愛犬が鳴いてしまうのかを詳しく分析していただいています。
例えば下記の場面に思い当たらないでしょうか?
①愛犬の食事の時間が近づいた時
②家族が愛犬の食事を準備している時
③家族が食事をしている時
④留守番をさせるためにサークルに入れた時
⑤散歩中に他犬に遭遇した時
⑥トリミングショップでのドライヤーの最中
⑦玄関チャイムや携帯の着信音が鳴った時
上記の①~④の場面での鳴き方は愛犬からの要求によるものです。一方⑤~⑦は威嚇や恐怖、不安、警戒の意味があります。愛犬がどんな場面でうるさく鳴いてしまうのかを把握すると、愛犬の気持ちを理解でき、より効果的な対処法を見つけることができます。
実はフレンチブルドッグの顔立ち、骨格からは甲高い声や大きな声質を発することは簡単ではありません。にもかかわらず愛犬が家族がうるさいと感じるほどで大声で鳴くということは、愛犬なりの必死の訴えがあるからです。
うるさい鳴き声のしつけは無暗に叱るだけでは効果的な対策にはなりません。まずは愛犬の目線で生活を見直してみてください。
フレンチブルドッグの鳴き声問題は家族にとって深刻なものでしょう。特にマンションなど近隣との騒音が気になる住環境の場合、深刻さはさらに大きくなります。
愛犬は鳴くことで家族に自己主張をしていますが、この方法が間違っているという訳ですから、家族は愛犬に正しいコミュニケーションの取り方、暮らし方を改めて教えてゆきましょう。
鳴き声の問題はすでに習慣化、条件反射化している場合が多く数回のしつけで完全にリセットできるものではありません。でもフレンチブルドッグはとても賢く、知的好奇心が旺盛です。必ず新しい生活のルールを理解し、実行することができます。
食事の時間が近づくと鳴いてしまう場合や家族の食事を催促するように鳴いてしまう場合は、愛犬の食事時間をあえて不規則に変えてください。
このようなお悩みを抱えているご家族の多くは、これまで規則正しく愛犬の食事時間を管理されてきたのではないでしょうか?時には自身のお出掛けや遊びはもちろん仕事の時間さえも調整し愛犬の食事時間を優先していませんでしたか?
実は家族のこのような行動を愛犬は勘違いしてしまっています。
フレンチブルドッグはとても賢く、飼い主に忠実ですから、家族が食事の時間を忘れてしまっているのでは?と心配しアラートを発し知らせてくれているのです。まるで目覚まし時計のような役割を自ら学び、実行しているのです。
とても時間に正確なことも家族の行動を把握していることもフレンチブルドッグの賢さがあればこそです。でもこの習慣も家族にとっては騒音でしかないでしょう。
このような場合の対処法は下記です。
・食事の時間を毎回変える
・食事を与える人を毎回変える
・食器を使わずに知育玩具にフードを詰め込み与える
・食器を置く場所を毎回変える
つまりどんなに賢いフレンチブルドッグでも飼い主の行動を予測不可能にしてしまうのです。この方法をとると愛犬はいつが食事のタイミングなのかを予測できず、鳴くタイミングがわからなくなります。結果的には食事を催促する提示の鳴き声の予防につながります。
とても簡単な方法なうえに家族のストレスや負担も軽減できるのでぜひ今日から実践してみてください。
散歩中に他犬はもちろん自転車やバイクにまで鳴いてしまうので近隣への迷惑が気になるというご家族もいるでしょう。フレンチブルドッグは元来闘犬種の血統を受け継いでいるので、攻撃心や敵対心が強く表れてしまうことがあります。
でもたとえ犬の習性であっても毎回同じ場所、同じ時間に鳴かれてしまうと家族も憂鬱な気持ちになりますね。これでは愛犬とのレジャーやお出かけもつい控えがちになってしまうでしょう。
フレンチブルドッグは本来は温厚で社交的、遊び好きな犬種です。無暗に周囲を威嚇したり、攻撃的な態度を見せることはありません。しかし愛犬がこのような態度を見せるということは、愛犬は池の中の蛙状態になっているにすぎません。
つまり自分の住む世界には自分以上に強い相手も自分が知らない相手もいないと勘違いしているのでしょう。
このような愛犬の鳴き声対策には下記の方法を実践してみてください。
・散歩のルートを毎日変える
・散歩に出かける時間を毎日変える
・まだ行ったことのないドッグランや公園に積極的に出かける
つまり愛犬の住む世界を広げ、世の中にはたくさんの物事、存在があることを愛犬に学習してもらいます。この方法で愛犬は徐々に社会性を身に着け、些細なことで無暗に鳴くこともなく過ごせるようにかわるはずです。
とても簡単な方法ですからぜひ今日から実践してみてください。
次の散歩ではいつもの散歩ルートを逆回りに歩いてみるだけでいつもと違った景色や存在に出会えるはずです。